北海道新聞のインタビュー記事裏話

2023年6月2日

2023年5月30日、北海道新聞にインタビュー記事が掲載されました。

中高生に向けた、教育ページの月1連載企画「伸びゆく君へ」というコーナー。
出来上がった紙面を見ると、「こんなに大きいのかー!!」と二度見するほど大きい。
ほぼ1ページに近い面積。

北海道出身者やゆかりのある人に取材するというもので、記者さんから送られてきた企画書に

 「社会の第一線で活躍されている方に、どのような学生時代や人生経験を積んできたのかを振り返ってもらいながら、
未来を担う若者にエールを送ってもらうという記事です」

と書かれてあり、参考に送られて来た過去記事を見ると、「レストラン三國」の三國清三シェフ、お笑い芸人「錦鯉」の長谷川雅紀さん、北海道コンサドーレ札幌・小野伸二選手など。

こんなすごい方々に並んでいいのかな……と思いつつ、「わたしでよろしければ」と即お引き受けした。
担当の高田かすみ記者は、以前にも部活関連の取材を受けたことがあったのだけれど、

「『伸びゆく君へ』でも、いつか梅津さんを取材したいと思っていたんです」

とのこと。何とうれしいお言葉……(嬉泣)。

内容は、中高時代に熱中した吹奏楽部の話から、卒業後ヤマハに就職。
その後FMラジオ局への転職し、シナリオを書くことのおもしろさに目覚め、ライターを目指して上京。
12年前に初めて本を出した話から、漫画・映画『青空エール』の監修がきっかけで
甲子園取材に行き、ブラバン応援にハマった話。
そもそもなぜ監修することになったかというと、「自分で集英社に売り込んだ」こと。
ブラバン応援にハマり、どこかで記事を書きたいと思い、文藝春秋の『Number』編集部に売り込んだこと。

「やりたいことがあるなら、自分で動かないと誰も気づいてくれないよ」
「動いてダメなら、次にいけばいい」

といった内容。

自分が中高生の頃、ロールモデルとなる大人というと、親やごく身近な人にしか目がいかなかったけれど、今はSNSの普及で、いろんな大人たちや仕事が見られるようになったのだから、上手に使うといいよ。

という話。

数年前に母校の札幌白石高校で講演したことがあるのだけれど、その内容とほぼ同じ。

せっかくインターネットが発達し、SNSやさまざまなツールがある時代。
うまく使えば人生がもっと豊かになるはず。
実際自分も、『終電ごはん』や『だし生活、はじめました。』という本は、
ツイッターやインスタグラムで発信していた内容が注目されて、書籍化されたという経緯がある。

道産子の中高生たちに響くといいなあ。

そして、さすが北海道ナンバーワンの道新だけあって、反響がすごかった。

「うめ、記事見たよ!」
「うめが載ってるってクラスメイトからLINEがきた!」
「中学校の同級生だけど、道新見たよー。私のこと覚えてるかな?」
「昔甲子園に出場したことのある元球児です」

などなど。これまでにないくらいのメッセージが届いた。

赤いブレザーの写真は、高校3年の時の全日本吹奏楽コンクールでの1枚。
“吹奏楽の甲子園”と呼ばれた、かつての全国大会の会場・普門館にて。
道新に大きく載せてもらって、いい記念になったな。
わたしが中高生の頃は、吹奏楽部にスポットが当たることは全然なくて、
いまあちこちの新聞やテレビなどで、吹奏楽部がちょこちょこ紹介されたり特集されているのを見ると、
ほんと時代が変わったなあ……と、しみじみ思う。

わざわざわたしの取材のために、札幌から東京まで来てくださった高田記者に感謝!

素敵な記事をありがとうございました。

<伸びゆく君へ>
「やりたいこと」へ自ら動く 
ライター・高校野球ブラバン応援研究家・梅津有希子さん
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/853226


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