飛行機事故に備えて持ち込む最低限の荷物TOP3
2024年1月9日
2024年1月2日(火)に起きた、前代未聞の羽田空港炎上事故から1週間。
原因など、テレビのニュースではまだまだ報じられている。
実はわが家も間接的に巻き込まれ、1月2日の便で帰省先の札幌から東京に戻るはずが、事故の影響で、乗っていたANAが羽田に降りられず、急遽中部国際空港に向かうことに。
機内では「羽田空港で火災が発生」としか伝えられておらず、何が起きているのかまったくわからなかった。
後から大変な事故だったということと、亡くなられた方ももいらっしゃり、ニュースを見て呆然……。慎んでご冥福をお祈りいたします。
機内では混乱しながらも、記者魂で機内で状況メモしておいたので、忘れないためにブログにも残しておく。
18月15分頃羽田着予定が、18時前から羽田上空で旋回を始める。「羽田空港で火災が発生し、着陸できないため上空を旋回しています。状況がわかり次第お知らせします。年始の混雑に備えて十分な燃料を積んでいますのでご安心ください」と機長のアナウンス。
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「炎上している道路以外は空いていますが、緊急車両がいる。着陸すると緊急車両が動かなくなる可能性があるため、着陸せずに中部国際空港に向かいます」と再びアナウンス。
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約30分で中部国際空港着。すぐにはバスのやりくりができず、機内で20分ほど待機。
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19時35分 「この便は欠航とさせていただきます。このあと1時間ほど機内で待機となり、今後の対応も現在のところわかりかねます。わかり次第地上のスタッフが対応いたします」
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19時48分 「これよりキャンディサービスを行います。座席の近くを通りましたらご自由にお取りください」
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20時02分 冷たいドリンクのサービス始まる。「サービスに伴い、荷物入れを閉めさせていただきます」
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20時15分「欠航決定」のアナウンス。「地上交通費として13,000円をお支払いします」。地上係員が現金配布。
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21時過ぎ バスが到着。空港内に移動。ギリギリラストオーダーに間に合ったレストランで食事。
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21時30分 中部国際空港内にて聞こえたアナウンス。「宮古行きの飛行機は、地上交通費+宿泊費で28,000円お支払いします」とのこと。
機内で急いでホテルと翌日の新幹線を予約。
最終の新幹線にもギリギリ乗れたかもしれないけれど、中部国際空港から名古屋駅までけっこう遠かったことと、いかんせんぐったり疲れたので泊まることに。
初めての経験で、補償問題などいろいろと勉強になった。
全然知らないことだらけ。
そんなこんなで、予期せず名古屋でお正月を過ごすことに。
東京に戻ってきて、連日のニュースを見つつ機内からあの滑り台みたいな「シューター」で滑り降りる際は、手荷物を一切持っていけないことを知る。
今回、「機内販売で何か買うかも」と思い、ちょうどサコッシュ(ポシェットみたいな薄っぺらいバッグ)にお財布とスマホを入れて首からぶら下げて乗っていたので、「これなら万が一の時も身につけたまま避難できる。今後も飛行機にはこのスタイルで乗ろう」と思ったら、よくよく調べてみるとヒモ状のものも一切身につけてはいけないことが判明。
首が締まる可能性があるため、ネックレスすら外すよう言われることもあるのだそう。
「じゃあウエストポーチは?」と調べると、これもシューターを滑り降りた際の衝撃で腹部を怪我することを防ぐためNG。
・ポシェット、サコッシュ、ボディバッグ
・スマホストラップ
・ウエストポーチ
がダメとなると、もう最低限のものだけをポケットに入れるしかない。
スマホに電子マネーや交通系ICカードを入れておくとしても、充電が切れていては使えない。
今回のように、遠くの空港に着陸して、深夜になんとか自宅にたどり着いたとしても、家の鍵がないとどうしようもない。今回急きょネットで名古屋のホテルをとるのも、みるみるうちに埋まってしまい、「もうちょっと安い宿を」などと判断を誤っているうちに、どこもとれなくなってしまう可能性も大いにあった。
もしも自宅に帰れなかった場合、都内のホテルをとるにしても、今は外国人観光客も多いし、スムーズにとれない可能性も大。何より、こんな事態に巻き込まれると、精神的にすごく疲弊してしまうことが身にしみてわかったので、何とか落ち着ける自宅に帰りたい。
鍵がなかった場合、合鍵を作ろうにもまず管理会社に言えばいいのか、そもそも何と状況を伝えればいいのか、そしてそれはスムーズに信じてもらえるのだろうかなどなど、考えるだけでぐったりする。
というわけで、わたしの場合の「最低限のもの」は以下3つ。
1 スマホ
2 お財布
3 家の鍵
ほんとはスマホのバッテリーもポケットに入れておきたいけれど、ウイメンズ服はポケットが少ないものも多く、特に夏場はこれら3つを入れておくのも苦労しそう。なので、欲張らずに厳選。
ネットで調べていると、「着るバッグ」とかアウトドアや釣り用のベストなど、ポケットがいっぱいついている服もいろいろとあった。
でも、着陸後にそのまま仕事や打ち合わせ、ということも多々あるため、あまりにもどカジュアルな格好だとちょっと……というケースもある。
なので、今の自分に出来るのは、ポケットにスマートに入れやすいよう、お財布をさらに小さくすることくらいかなあ。電子マネーだけだとやや不安なので、現金も少しは持ち歩いておきたいので。
今回のJALの乗客には、見舞金と荷物の弁済金として、計20万円が支払われるという記事も見た。
知り合いが偶然この便に乗っていたのだけれど、報道で見てわかるように、荷物はすべて燃えてしまったという。
搭乗時には常にパソコンも預けているけれど、このような非常事態に遭遇し、燃えたら燃えたで仕方ない。と、割り切るしかない。
PCメールはすべてiPhoneに転送しているし、原稿や写真など、仕事上の大体のデータはクラウドに保存しているので、「使用中のパソコンがなくなって、まったく仕事にならない」ということはなさそうだ。もちろん、新しいパソコンをセッティングする手間はかかるけれど、飛行機の中で身につけられるものでもないので仕方ない。
これまでの人生、飛行機には何度も乗っているけれど、手荷物のことをここまで考えたのは初めて。
補償のことなども知らないことだらけだったので、「いい機会になった」と前向きにとらえるしかないな。
千歳-羽田便も、ちょうど帰省ラッシュ真っ只中だったので、「振替便は3連休明けの9日までとれない」という人も多数いて、名古屋の空港に着陸して何とか新幹線で帰って来られただけでもよかったと思うしかない。もっと遠くの空港に着陸した便もあったので…。
しかし新年早々、歴史に残るような大きなニュースが重なるけれど、そろそろ気持ちを切り替えないと。
2024年、前向きにいくぞー!!
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