ヤマハ発動機講演会に登壇。今夏のブラバン応援振り返りと、「ヤマハと野球応援」。

2023年9月8日

先日、ヤマハ発動機の社内講演会に登壇する機会があった。
技術者300〜400人が対象で、テーマは「ブラバン甲子園大研究」。

「え、なんで?」

であろう。

わたしもそう思った笑。


立派なポスター!


バイクがズラリ

ヤマハ発動機は、バイクや電動自転車、マリン製品などを作っている会社で、音楽のヤマハとは別会社。音楽のヤマハのサイトによると、「1955年、ヤマハ株式会社のオートバイ部門をヤマハ発動機株式会社として分離」とあるので、最初は一緒だったのね。

わたしは、最初の就職先が音楽のほうのヤマハで、札幌店の管弦打楽器係に従事し、その名の通り管楽器や弦楽器、打楽器を売っていた。当然、ヤマ発(ヤマハ発動機)の存在は知っていたけれど、接点はまったくなかったので、講演依頼連絡が来た時は「バイクのほうか〜!」と驚いた。

同社の講演委員会が、年に数回気になった人を読んで講演会を開催しているそうで、これまでに脳科学者の茂木健一郎さんや、プラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんなどが登壇。わたしのことを知ったきっかけは、ゲスト出演したTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」を聞いてとのこと。

その後、6月に開催した「甲子園ブラスバンドフェスティバル」にも来てくださり、準備を進めてきた。

これまでにも、「ブラバン甲子園」というテーマでの講演は何度かやったことがあるのだけれど、今回は社内限定の講演ということで、独自性のある内容にこだわった。

1 少しでも仕事につながるような、何らかの気づきはないだろうか
2 ヤマハにからんだネタを紹介する「ヤマハと野球応援」というコーナーをやりたい

という2点を念頭におきながら内容を考え、資料を作成。

1に関しては、高校野球応援の歴史と今夏の甲子園応援を振り返りつつ、現在のトレンドなどを紹介。昭和歌謡曲、アニメ曲、プロ野球曲、社会人野球曲、サッカーの応援曲、TikTok発の流行曲、クラシック曲、吹奏楽曲など、

「何でも柔軟に取り入れるのが高校野球応援のおもしろいところ」

と紹介。ジャンルレスな発想のヒントにならないかなあ……などと思いながら。

2に関しては、昔ヤマハで働いていた頃の経験や知識などを駆使し、絞りに絞り出して構成。

・野球応援でも人気の「アフリカン・シンフォニー」や「エル・クンバンチェロ」は、昔ヤマハが吹奏楽版の楽譜を出版したことで吹奏楽界で人気となった。
ヤマハが楽譜を出していなければ、今日(こんにち)の応援はなかった。

・PL学園の名物曲「ヴィクトリー」の原曲は、ヤマハのエレクトーン曲。「ジュニアオリジナルコンサート(JOC」)」で角田季子さんが14歳の時に作った曲で、テレビ朝日系列で日曜朝にやっていた「オリジナルコンサート」という番組で紹介し、それを見たPL学園吹奏楽部の先生が応援に取り入れた。PLの応援を見た時に「どこかで聴いたことのある曲だなあ」と思ったら、ヤマハ札幌店のエレクトーンからよく流れていた曲だった。

・ヤマハ野球部が応援曲として使う「オーメンズ・オブ・ラブ」は高校野球応援でも人気。今夏の明桜高校の応援を紹介しつつ、都市対抗と甲子園応援の違いを説明。

・ヤマハ野球部の応援をするヤマハ吹奏楽団は、「日本一の企業吹奏楽団なんですよ!」ということを力説。

・今夏、土浦日大がアルプススタンドで吹いていた赤いピアニカの型番は、ヤマハ「P-37E RED」。

など、誰得マニアック情報を紹介したところ、「知らなかった」「おもしろい!」と、とても喜んでいただけで、「絞り出して、ひねり出してよかった…」と、心底ホッとしたのであった。

ヤマハ発動機はバイクやマリンアイテム、エンジンなどを作る会社だけれど、音楽の街・浜松のすぐ近くだし、「子どもがヤマハ音楽教室に通っている」「自分も吹奏楽をやっている」という社員の方もいたりと、何らかの接点や親和性はあるので、思いきってヤマハのネタに振り切ってよかった。

質疑応答も大盛り上がりで、どんどん手が上がる。

「梅津さんが、『点が入る』『流れがくるぞ』と思う曲は何ですか?」
「それはやっぱり、智辯和歌山の魔曲『ジョックロック』でしょう!」
「ですよね〜!  私もです!」

とか。「ああ、この人はきっと『ジョックロック』と言わせたいのだなと」瞬時に察し、即答してみました笑。

「梅津さんが特に好きな曲は何ですか?」
「子どもの頃から天理高校吹奏楽部のサウンドが好きで、『ワッショイ』が流れるとゾクゾクしますね」
「『ワッショイ』、いいですよね〜!」

といった具合で笑、終始和気あいあい。
ほんと野球好き、応援好きな人っていっぱいいるんだなあ…と、あらめて思ったのであった。

ほかにも、

「近江高校の応援が好きです。なぜオーケストラのような響きなのか?」
「こんな楽器使うの? と思ったような楽器はありますか?」

などなど、オンラインで参加していた人からも質問が続々と。

これまでの経験上、質疑応答って、質問者が「何か質問はありますか?」といっても「シーン」って感じで、終了後にこっそり近づいてきて直接聞かれる、というケースが大半なんだけど(みんなの前で手をあげたくないのね)、今回は社内講演会で知り合いばかりだからか、みなさん遠慮なく、気兼ねなく挙手してくださる。

最後は、イベントを担当した社員の方が

「いい曲はずっと残る。我々ももの作りの会社。これからもいいものを作り続けましょう!」

と、うまいこと締めてくださって終了。
なごやかな雰囲気のなか、思う存分お話できて、わたし自身もとても楽しかった!

いい夏の締めくくりになりました。

それにしてもヤマハは、野球にサッカー、ラグビーと、スポーツにもとても力を入れているし、日本一の吹奏楽団もあるし、スポーツ✖️吹奏楽応援で、何かいろいろとできそうだけれどなあ。

ああ楽しかった!


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