にんべんおだし教室に登壇
2017年4月21日
昨日の仕事は、にんべんのおだし教室への登壇。
2015年に『だし生活、はじめました。』(祥伝社)を出してから、”だし愛好家”としてだしに関するお仕事や発信を続けており、第2弾の出版も決定。本書の執筆中、かなり初期の頃に参加したのが、にんべんのおだし教室だったのだ。あれは2014年のこと。もう3年前になる。
このイベントはクローズドで、誰でも参加出来るものではなく、にんべんだしアンバサダーのみが参加出来るというもの。おだしのある生活を日常にすべく、にんべんさんは、だしを親しむイベントをコツコツと開催されているのだ。
わたしが日頃から実践している「コーヒードリッパーでとるかつおだし」を実演するため、コーヒーポットとドリッパーを持参。
にんべんの小分けかつお節パック「フレッシュパック」の赤に合わせて、エプロンもコーディネート。
偶然にも、手持ちの「ル・クルーゼ」のエプロンは、赤×ベージュという、完全にかつおぶしカラーだった笑。
わたしも3年前、ここでおだしの勉強をしていたので、すごく懐かしい。そして、今日はここに登壇するのかと思うと、なんだか不思議な気分だし、とても感慨深い……。
今、うちで使っているだしは、ドリッパーでその都度とるかつおだし。冷凍もできるけど、プロの料理人に聞くと、「冷凍はできるけど、香りも飛ぶしおいしくないので、引き立てが一番」「冷凍のかつおだしは、ないよりはマシという程度」と皆口を揃えることから、かつおだしは引き立てにこだわっている。ドリッパーだったら思い立った時にすぐとれるし、全然面倒じゃない。それよりも、製氷皿や保存袋に入れて冷凍するほうが、わたしとしてはめんどくさい笑。
他のだしは、麦茶ポットに水を入れ、昆布を漬け込んだ昆布だし、同じく水に漬けるだけの干し椎茸だし、煮干しだし。これらのだしを、自由に組み合わせて合わせだしにしたり、うまみのある食材を組みあわせて簡単なごはんを作る、というのがすっかり定着。
本物のおいしいだしさえあれば、味付けはしょうゆや塩だけで十分だったりする。ほんと簡単。
なので、わが家ではだし生活を始める前よりも、しょうゆを買う頻度が増えた。前はもっと、いろんな調味料を使っていたけれど、だし自体がうまみたっぷりでおいしいので、あれこれいろいろ入れなくなる。なので、よく料理研究家の方がいう「だしがあると料理がシンプルになる」という意味が、体感としてとてもよくわかるようになった。
ささみを茹で、炊きたてごはんに明太子、ささみ、塩昆布をのせて、鶏だし(ささみの茹で汁)とドリッパーでとったかつおだしをかけるだけ。
味付けはナシ。明太子と塩昆布の塩気で十分。ほとんどだしをかけるだけ、というレシピ。
先日司会を務めた、NHKホールの「ブラバン!甲子園ライブ」と、客層がまるで違う笑。
「梅津さんの本を読んで、だし生活はじめました!」「すごい楽しかったです」などなど、みなさんの生の声が聞けて感激…。とても好評でうれしい限り。
おだしイベントやおだし教室をやると、毎回ほんとうに好評なので、これからも定期的にやりたいなあ。
そして、いつか「おだしフェス」をやりたい! という野望ができた。
かつお節も昆布業界もだしメーカーも、みんな連携して一緒にお祭りをやればいいのではないだろうか。
NHKホールとはいわないけれど笑、きっと、どこかで何かできそうな気がする。
そんな企画をあたためつつ、コツコツと目の前の仕事に打ち込みます!
ご参加いただいたみなさま、にんべんのみなさま、ありがとうございました♪
—
【お知らせ】
・梅津有希子のTwitterはこちら
・梅津有希子のinstagramはこちら
・最新情報はこちら
コメントを書き込む