『haru-mi』(春 vol.35)、「酢じょうゆ卵」の衝撃

2015年3月15日

栗原はるみさんの『haru-mi』春号(vol.35)を買った。このブログを読んで、「これは絶対読まねば…!」と、発売日に書店で購入。

「栗原はるみさんの料理はなぜおいしいのか?」
(海岸で働く編集長・小林孝延のこばへんブログ)
http://ameblo.jp/takanobu-kobayashi/entry-11999593340.html?frm_src=thumb_module

わたしの母親も昔から栗原はるみさんが好きで、実家にも何冊か料理本がある。テレビで見ていても、いつも素敵な方だなぁと思っていたし、先日、目黒にあるharumi’sでランチを食べた際、人気No.1メニューの「揚げ鶏のねぎソース」をいただいて、「なんてきれいな料理なんだろう」と思っていたところだった。


さっそく「酢じょうゆ卵」作ってみた!

どのレシピも奇をてらわず、ほんとうに定番ものが多い。なのに、ものすごくおいしそう。難しくはないのだけれど、手をかけるべきところはきちんとかける。素材の選び方や作り方のポイントなど、とてもていねいに解説してくれていて、一気に読みふけってしまった。

中でも、味つけ卵風の「酢じょうゆ卵」がめちゃくちゃ簡単でおいしそうで、「一度食べてレシピを聞いて、酢じょうゆ卵にはまる人が私の周りに広がっています」というご本人のコメントにもひかれ、「卵もしょうゆも酢も砂糖も全部ある!」と、即チャレンジ。ゆで卵は、「沸騰したら弱めの中火で8分」など、ゆで時間もちゃんと書いてくれていて、黄身が写真通りに茹でられて感激! ゆで卵って、しょっちゅう作る訳じゃないから、なかなか硬さが難しいのよねぇ。


素敵なオードブルにも

うちでは半分にも切らずにそのまま食べたけど(笑)、めっちゃおいしい! 3つの基本調味料しか使っていないのに、なんというか、絶妙なのだ。ごはんにも合うし、お酒のおつまみにもぴったり。夫は、「シンプルだけど、ちゃんとしたおかずが1品増えるね」と絶賛していた。

スープと納豆ごはん、めかぶという手抜きのお昼ごはんにも、この卵があればとってもうれしい。早くも2回目を作って、今冷蔵庫に4個入ってる。

ほかにも、しょうが焼きは「たれにつけるのは2~3分。漬けすぎると肉がかたくなります」。おぉ、漬け込むほどいいと思い込んでいた……!! ポテトサラダは、「ハムをたくさん入れたらおいしくなるわけではない」。いわれてみればたしかに…。ハムいっぱい入っていても、バランスが悪い。

この一文にもグッときた。

「数年前、夫から炊き立てのごはんに注文がついたことがあります。(中略)『かたくておいしくない』といわれたのはそのときが初めて。私はすごくショックで、それからは毎日、水加減を1mm単位で増やしたり、別の炊飯器にしてみたり、夫の好みに合うまで何十通りと試しました。夫も私のその生真面目さは認めてくれたようです」

えー! はるみさんにケチをつけるなんてー!!! そんなの、身内しかいえないよなぁ……などと思いつつ、それくらい味に厳しい旦那さんが太鼓判を押す料理が「鮭の南蛮漬け」。この料理を紹介する、という流れ。

時短料理がもてはやされているけれども、「きちんとていねいに、誰かのためにごはんを作る」ということの尊さに、改めて気づかされた。栗原はるみさんの料理は、どれも作ってみたいものばかり。

「ぜひ一度この通りに試してみてください」と書いてあった豚のしょうが焼き、作ってみる!!! この「作ってみたい」と思わせるちょっとしたひとことが、いちいちい突き刺さる(笑)。

『haru-mi』(春 vol.35)、とっても読み応えのあるお得な1冊ですよ~♪
http://harumi.fusosha.co.jp/


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1件のコメント

栗原はるみさんの料理は私も好きです。とても丁寧。
本は かさばってしまうので、私はデジタル派です。
NHKの「今日の料理」は活用しています。
使い勝手も良くて、どこかのサイトのように余計なお金はかかりません。お勧めです。サイトの中で、栗原はるみさんをクリックすると彼女のレシピが出てきたりしますよ。ご存知でしょうが。…。

by 西口貴子 on 2015年11月29日 at 4:36 PM. 返信 #

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