まさかの「Number Web」デビュー

2015年3月20日

一流スポーツ雑誌『Number』(文藝春秋)、大のスポーツ好きな夫がよく買ってくるのだけれど、わたしにはまったく縁のない雑誌だと思っていた。

……のだが、本日、まさかの「Number Web」デビュー……!

無論スポーツネタではない。マニアックすぎる趣味のことを書いた。

野球の強豪は、吹奏楽の名門も多い!?
完全ブラバン目線で見る選抜甲子園。
http://number.bunshun.jp/articles/-/822954


おぉぉー! トップに写真が……!!

胸熱すぎてスクリーンショット取っちゃったよ!


おぉぉー! Number Webにわたしの名前が……!!

写真は杉山ヒデキさんだ!

もともと、高校野球にはさほど興味があった訳ではなく、家にいる時に試合をやっていれば、テレビをつけてアルプススタンドの応援をBGMに仕事をする、というレベルだった。地元の北海道代表が勝ち残っていけば、熱心に観る、という感じ。

ところが、2年前に初めて仕事で甲子園に行き、球場の雰囲気やアルプススタンドの神がかった圧倒的オーラに度肝を抜かれ、吹奏楽部の応援にどハマりしたのであった。自分の母校は野球が強かったわけではなく、応援の経験が一度もないので、アルプススタンドで思い切り吹けることが、なおさらうらやましく感じたのだと思う。コンクールもそうだけど、アルプススタンドで吹けるなんて、それこそごくごく少数の選ばれた者しか吹けないわけで。

昨年は千葉県や埼玉県、都大会などにも行った。球場の距離感もわからず、1日に千葉と埼玉の大会はしごしたこともあったなぁ(笑)。拓大江陵戦と、埼玉栄戦だったっけか。「どっちも観たい!」と、かなり無謀な移動をした記憶がある。

そんなこんなで、ひたすら応援をウォッチし、ツイッターで勝手に解説する日々。なんせ、自分自身がやってて楽しいので(笑)。でも、心の中では、「あまりにもニッチすぎるコンテンツだけど、いつかどこかで、何かやりたい。やるなら絶対、Numberか朝日新聞で!」と決めていた。スポーツ雑誌の最高峰といえばNumberだし、朝日新聞は、高校野球も吹奏楽コンクールも主催しているし、ということで。

なので、朝日新聞CSR推進部の公式・吹奏楽アカウントと一緒にツイート中継をするようになったのは、目標を1つ達成したということだったのだ。

一方、Numberにはまったくツテがない。と思っていたところ、2年前、文藝春秋の某編集さんが、わたしのマニアックツイートをおもしろがってくれて、Number編集部の方に「こんなツイートしてるライターさんがいるんですよ」と話してくださったことがある。が、あまりにもマニアックでニッチすぎて、イマイチ伝わらなかった……(笑)。

今回は、その某編集さんに「Number Webに企画を売り込みたい」と相談してみた。なんせ口頭で言っても全然伝わらないコンテンツにつき^_^;、サンプル原稿をお渡しした。「おもしろいと思っていただければ、さらに原稿を追加して厚くします」と。

結果、一昨日企画が通り(!)、昨日〆切で(!)、本日公開(!)

なんというスピード感。週刊誌なみだ!

もう、自分の目線があまりにもマニアックになっているので、原稿は苦労した。一体なにから書けばよいのやら……。企画を通してくれたNumber Webの編集さんからも、「僕たちはとにかく吹奏楽のことは全然わからないので、そういう人でもわかるように書いてください」といわれた。まったくもって、おっしゃる通り。

あの構成は、実は夫が考えた。もと野球少年で、高校野球もプロ野球もサッカーもラグビーも、スポーツ全般なんでも好きな編集者。

夫「あなたが言ってることはマニアックすぎるから、天理と大阪桐蔭に絞ったほうがいいよ」
私「ふむふむ」

私「天理のセント・ポール、柳沢慎吾のこと書いてもいいかな」
夫「いいんじゃない。ナンバーでそんなこと書いた人いないと思うけど」

などと、終電ごはん食べながら編集会議。原稿が出来たらまっ先に見せて校正してもらった。

同業でよかったと思う瞬間である。

「これはNumber。これはNumber……」と、呪文のように唱えながら、出来るだけフラットな目線で書くことを心がけた。自分のブログならどれだけマニアックになってもいいのだけれど、とてもたくさんの人が見るNumber Webだから、専門用語はもちろん排除。「スーザフォン」の説明、ちょっと難しかった…(笑)。

いろんな人に「おもしろい!」「梅津さんの熱を感じる」と言ってもらえて、とってもうれしい! ライター冥利に尽きる…!

まさかわたしが、Number Webで書ける日がくるなんてなぁ……(感涙)。いや、たぶんこれ1本だけだけど(笑)。

フリーランス10年目の、ご褒美のようなお仕事でした。

そして、自分がやりたい仕事をするためには、やっぱり能動的に動かなければいけないということを、改めて感じたのであった。

読んでね!

※犬の散歩から帰ったらヤフトピ入りしてた!(驚) 3月20日(金)18時23分掲載!


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