やっぱりもんじゃは作ってもらうに限る! 月島もんじゃ「つくしや」

2013年9月14日

久々に、もんじゃ食べに月島へ!

下町在住の夫の実家と、年に数回もんじゃを食べに行くのが恒例行事。
ここ数年、いつも行ってるお店があったんだけど、
今日は初めて「つくしや」に行ってみた。

お義母さんが、会社の人から聞いた、
「ぜんぶ店員さんが作ってくれる」というスタイル。

もんじゃって、要は、最終的には焼けばいいだけだと思うんだけど、
自分でやると、適当に土手作ってはみ出したり、
ソースだのなんだの入れる加減もよくわからず、
でも、最終的な見た目は誰が作っても大して変わらず(もんじゃですし)、
それなのに、「月島にもんじゃ食べに行く」と言ったら、
「○○がいいよ!」「やっぱ○○だよね」と、
皆さまやたらとごひいきの店を教えたがる傾向にある、不思議な食べ物だと思う(笑)。

でも、年に何度も行くものでもないし、あの材料で、基本焼くだけだから、
行列の出来る店と、閑古鳥の店の違いがそもそもあまりわからない。

だって、めちゃくちゃ不味いもんじゃなんて、ないと思うのだ。
不味くなりようがないというか。


「もち明太子もんじゃ」!
チーズ入りなのに全然しつこくない。


「みそバターコーンもやしもんじゃ」!
ラーメンじゃないよ! でも材料似たようなもん。


ものすんごい手際の良さ。

ちょっとびっくりするくらい、早くて完璧。
今まで適当に自分で作ってたもんじゃって、
一体何だったんだろう?? って衝撃を受けるレベル。

早いし美しいし美味しいし、
もんじゃは絶対プロに作ってもらうべきだー!

おかわり。


「いかだらけもんじゃ」!
いかげそ、切り身、いかすみ。


真っ黒もんじゃ、初めて見た!
いかすみに入れたニンニクが決め手だな。

びっくりするのが、どのもんじゃも焼き上がりがしょっぱくない。
自分で作ると、ソースとか味の素とかいろいろ入れるから、
おこげとかかなりしょっぱくなっちゃう。

味の素、うちごはんでは使ったことないけど、
もんじゃの時は当たり前のように入れるもの、という認識。

ここのもんじゃはきっと、焼き上がりの味を想定して、薄めに味つけしてるはず。
チーズ入りの「もち明太子もんじゃ」も、「豚カレーベビーもんじゃ」も、
「いかだらけもんじゃ」も、「みそバターコーンもやしもんじゃ」も、
ぜんぶ味が濃くなくて、意外とあっさり。

「月島=もんじゃ」ってイメージだけど、
もんじゃタウンになったのは、ここ20年ちょっとのことみたい。
他の商店がくら替えして、もんじゃ屋さんになったケースが多いんだって。

「建物の上を見ると、もと何屋さんかわかるのよ」

と、お義母さんが教えてくれた。


ほんとだ!

酒屋さんとかおもちゃ屋さんとか、いろいろ。

「月島もんじゃ振興会協同組合」は、修学旅行生も積極的に受け入れている。

組合がしっかりしてるんだって。
これが、いわゆる「町起こし」に成功した秘訣なんだろうな、と思った。
じゃないと、あれだけの町全体の統一感とか修学旅行生の受け入れなんて、できないよ。

月島、昔は漁師町だったそうな。
近くに「佃煮」の由来となってる佃島があるし、深川の名物はあさりだし、
東京湾でいろいろ獲ってたんだろうな。
あと、駄菓子屋がいっぱいあったらしい。
もんじゃ焼きは、もともと駄菓子屋で5円とか10円で食べるものだったんだとか。

お義母さんが子どもの頃は、そんな感じの食べ物だったそう。

こういう話、わたしの地元の北海道ではまず聞く機会がないから、
めちゃくちゃおもしろいんだよなー。


ほろ酔いで、月島から門仲まで歩いたよ。
屋形船と高層マンションって、東京にしかない光景。

月島もんじゃ、楽しかったな!

また半年後くらいに再訪しよう♪

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