愛犬凛太の放射線治療、1年後の定期検査に行ってきた

2015年5月15日

5月13日、大学病院で愛犬凛太のMRIの日。脳腫瘍の放射線治療から1年が経ち、経過チェック。

こちらが昨年の記事。

チワワの放射線治療、無事終了。
http://umetsuyukiko.com/log/2618


待合室で順番待ち

1年前のことを思い出すなぁ……。週3で藤沢の日大まで通って、治療中は待合室や図書館で仕事してた。PC持っていって。

副作用やさまざまな可能性(良くも悪くも)を聞いて、悩んで悩んで治療を受けることにしたので、大学のキャンパス歩きながら「1年経ったかー……」と、感慨深かった。無事、1年越えることができた。あの頃は、1年後の想像がまったくつかなかったから。

結果は、半年前の検査時より、さらに腫瘍が縮んでた! あーホッとした……。ただ、良いこともあれば、そうでないこともある。副作用はすぐ出るものではなく、1年後やもっと後に出てくることもある。先生曰く、今回の検査で、想定していた副作用はほぼ確認出来た、という感じ。

●下垂体への影響による、甲状腺ホルモンの減少
先生に会った瞬間「あれ、元気ないですか?」といわれたのだけれど、飼い主としては特に感じていなかった。7歳になったので、年相応の落ち着きかな、と思っていたくらい。甲状腺のホルモンが低下すると、ボーっとしたり、ハツラツとした感じがなくなることが多いとのこと。検査の結果、データを見てなるほどと。ただ、薬で改善は可能。凛太の場合、今のところ日常生活にはなにも支障がないので、当面はこのまま様子見で。

※2015.5/18追記
後日病院から連絡があり、さらに詳しい検査の結果、甲状腺ホルモンが減少するほどの影響ではなかったことが判明。よって薬を服用する必要はナシ。ほっ!

●中耳炎
2カ月くらい前から気になるようになってきて、かかりつけ医で治療中。外からは見えない耳の深ーいところに炎症が起きているため、最終手段は耳の骨に穴を開けて、中を洗浄するという方法がある。ただ、それはちょっと一般的な治療ではないため、今のところは考えていない。あくまでも最終手段。現在は、外から可能な範囲をオゾン水で洗浄し、オゾンクリームを毎日塗布、という方法を実践中。これでずいぶんニオイは軽減出来ているし、本人もすごくかゆがっている、という素振りも見せないので、当面はこの方法を続けようと思う。

●耳の部分の毛が白くなった
これも最初からいわれていた通り。放射線が耳の部分を通過するので、毛の一部が白くなるかもといわれていた。左右対称に白くなると。ほんとうに白くなった。予言者か。いや、先生はそれだけたくさんの症例を見ているので、こうなる犬が多かったのだろう。色は抜けたけど、見た目にもまったく気にならない。ので、全然問題なし。

今のところはこんな感じかな。甲状腺ホルモンにしても中耳炎にしても、対処法があってよかった。そして、困るほどの状況でもないのが救い。

1年前は、放射線治療が効かなければ、数カ月しかもたないかもしれないし、効けば16まで生きるかもしれないし、それは誰にもわからない、という感じだったので、まずは1年乗り越えられたなぁ……と、ホッとしている。

副作用が悪化せず、腫瘍が縮んだ今の状態をずっと維持できることがゴール。先生曰く、放射線の効果は「5年は持つと思う」とのこと。すごいなぁ。そんなことまでわかるのか。5年間効き続けてるってすごいな。そして5年後の凛太は12歳。その年になれば、他にもあちこちいろいろ出てくる可能性もあるし、それも誰にもわからない。いっぱい散歩して、楽しくストレスのない生活を送らせてあげたいなと思うのみ。


「疲れたー!」ので、マッサージ中

次は1年後。忘れないよう同じ日にした。今なら予約し放題。大学病院はなかなか予約がとりにくいのだけれど、さすがに1年後はいつでもあいている(笑)。やっぱり、忘れて来ない飼い主もいるって。「待てども待てども来ないなーと思ったら、『忘れてました!』って飼い主さん、いますいます」と、先生が言っていた。なので、さすがに1年後の予約の時は事前に「そろそろですよ」と電話をくれるそうな。

そう、手帳に書いてても1月から新しい手帳にするから、書き写すの忘れそうですわ。

それにしても、ペット保険入っててよかった……! 

同じ病気で悩んでいるどなたかにとって、凛太の例が少しでも参考になりますように。


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