ありがとう、ルル

2014年1月10日

犬や猫との別れは、どうしてこんなに辛いのだろう。
人のそれとは、またちょっと違うような気がする。


ルル

昨日亡くなった。
書かないと前を向けないので、ブログを書く。

昨晩、フェイスブックに書いた文章。

———–
実家のルルがさっき亡くなった。虹の橋へといってしまった。
よりによって、母の誕生日に。

大晦日に帰省したときは、いつも通りだった。階段ものぼるし、ごはん食べてると「くれくれ!」と変わらずキャンキャン吠えてたし。

様子が急変したのは、1月2日から。
突然元気がなくなり、あれだけ食い意地のはってたルルがパタッと食べなくなった。

2日から毎日病院に連れて行き、お薬を飲ませたり点滴したり。

人間も動物も延命できる時代。命を、最期をコントロールすることができる。
でも、不自然な延命はしたくなかった。

ルルは、2005年に横浜で崩壊したブリーダー宅からわたしが連れて来た犬。
うちで飼ってた先代チワワのてっちとともに。
いわゆる保護犬。

そのままあそこにいたら、保健所でとっくに処分されていたと思う。

ルルは推定6歳でうちに来るまでは一度も首輪とリードをつけて散歩をしたことがなく、首輪をつけただけで固まって動けなくなってしまったので、
まだ結婚前の夫と一緒に1週間散歩の練習をした。
家の近所をゆっくり、ぐるぐると。

散歩できるようになってから、わたしが飛行機で札幌に連れて帰った。

空港に迎えに来た母は、「わー! ちっちゃい! めんこい~!」と大喜びだった。

8年前の結婚式にも参列した。
というか、犬と一緒に式を挙げられる会場が、最優先の選択肢だった。

結婚式に参列した父、祖母、祖父、そして愛犬のひらり、てっち、ルルが旅立ってしまった。もう6人もいなくなった。

なんで人も犬も死ぬのかなー。一生生きられればいいのに。

ルル、うちに来てよかった。母にとっても、ルルにとっても。

写真は結婚式の。かなりぽっちゃり(笑)。

ほんとうにめんこい犬だった。感謝のみ。

うちに来てくれてありがとう。

天国にいるお父さんと、久々に会えるね。

ルル、享年推定15歳。
やすらかにね。
———–


結婚式で我先にとケーキを喰らうルル。
と、それをじーっと見守るてっち


実家ではいつも2人並んでストーブの前に張り付いていた


またね、ルル

ありがとう、ルル。

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