愛犬凛太の放射線治療結果。そして活性化自己リンパ球療法(T-LAK)とは?
2014年8月1日
愛犬凛太が脳腫瘍の放射線治療を終えて約3カ月。経過観察のためのMRIを受けに日大病院へ行ってきた。これまでの経緯はこちら。
「選択肢があるということ。」
http://umetsuyukiko.com/log/2560
「チワワの放射線治療、無事終了。」
http://umetsuyukiko.com/log/2618
治療を受けている時から、「効果がある子もいれば、あまり効かない場合もある」と過去の事例をいろいろと聞いていたので、過度に期待もせず、「少しでも腫瘍が小さくなってるといいな」と思いながら、凛太が麻酔から覚めるのを待っていた。診察室に入るなり、先生がニコニコと「おめでとうございます!」と。え、小さくなったの?? とドキドキしながらレントゲン写真を見ると、き、消えているー!!! 全部ではないけれど、かなり消えている!
「こんなに効くのは珍しいです。5頭に1頭くらい。5頭に3頭くらいは残念ながらあまり効果が出なかったりするので、凛太くんの場合はすべてがいい方向に進みましたね」
と先生。
脳腫瘍は、発見した時期や腫瘍の大きさ、犬種の違いや年齢、個体差などなど、さまざまなケースがあるので、効くか効かないかはやってみないとわからない。でも、費用や週3の通院の大変さ、辛い副作用が起こるかもしれないといったことを考えると、じゃあ気軽に「やってみよう」と思えるほど、簡単には決められないくらい、悩みに悩む。なので、今回の結果はほんとうにほんとうにうれしかった! 予想以上の効果で、100点満点の結果。
放射線治療を受けたペットが周りにいなくて、いろいろとネットで検索している飼い主さんも多いのではないかと思う。自分もいろいろ検索して、ヒットしたブログを読んだりして参考にさせていただいた。なので、どこかの誰かの愛犬や愛猫にとっても少しでも希望になれることを願って、この記事を書いている。わが家の詳細は以下の通りです。
チワワ/オス/推定6歳(元保護犬につき正確な年齢は不明)
脳腫瘍発見は初期、大きさは小さいほう。出来た位置は目の神経の近くで外科手術は不可。見ている限りでは、治療中・治療後ともに副作用はなし。中耳炎予防に点耳薬は使用。口内炎は出来ず。具合が悪くなることも、食欲が落ちることもなし。治療中も治療後も、いたって元気でいつも通りのまま。
かかりつけ医に教えてもらったのだけれど、今、最先端の治療法で活性化自己リンパ球療法(通称「T-LAK」) という方法もあるのだそう。どうぶつへの負担は採血のみ。副作用も少なく、自分の免疫をあげるという方法。以下のサイトが詳しいです。
活性化自己リンパ球(T-LAK) 療法
http://canine-lab.jp/lymph/index.html
まだまだ受けられる病院は少ないのだけれど、関西のほうでは熱心な獣医師グループがあり、全国的にみると治療できる病院はわりと多いのだそう。他の地域まだ少なく(東京でも少ない)、獣医師によってはこの治療法を知らない人もいるというほど、まだまだこれからの治療法とのこと。でも、このような選択肢があるということを覚えておくと、悩める飼い主さんも希望が持てるのではないかと思います。
これからも油断せず、定期的に検査をして凛太の様子を見守るのみ。
とりあえずは、ほっとした!*\(^o^)/*!
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