だし生活、はじめました。

2014年1月21日

元日にツイッターで宣言した「今年の抱負」。


だしをとる!

恥ずかしながら、今まで自分でだしをとることはほとんどなかった。
だいたい、今までのパターンとして、年末年始に
「年越しそばくらいだしをとってみようかな」とか、
「1年の始まりだし、お雑煮もだしをとって作るか」と張り切り、
「これを機にたまにはだしをとるぞ!」と思いつつ、
その後一度もとらないまま、また大晦日を迎えていた。
もう、かれこれ十数年以上。いばれない。

だいたい、だしのとり方っていくつもあってよくわからないのだ。
沸騰させてから鰹節を入れるんだっけ?
どのくらい時間おいてから濾すんだっけ?
鰹節のだしがらは絞っていいんだっけ?
昆布は水につけるだけでもいいんだっけ?

ネットで調べても、微妙に違う。

なんとなく、だしのとり方はぼんやりと想像はつくのだけれど、
なんせ年に1回くらいしかとらないから覚えられない。
慣れればなんてことないんだろうけど、なかなか慣れるまでに至らない。

母に、「水何リットルに対して鰹節何グラムとか覚えられない」といったら、
「そんなの適当だよ。濃ければ薄めればいいんだから」

……!!!
さすがわたしの母! なんという大ざっぱ。

これ、かなり目からウロコの発言だった。
そうか、濃かったら希釈すればいいのか。なるほど。


適当にとってみた

昆布は寝る前に水につけておいて、翌朝かつおを追加してだしをとり、
とうふとわかめのみそ汁を作った。


純和風の朝ごはん

こ、これは何という満足感……。
精神的な満足感がハンパじゃない。
「ちゃんとした人」になった気分。ちゃんと生活してる感。

なんとも心が豊かになる。

母はいつも、鶏ガラスープも自分でとっている。
「鶏ガラなんてどこに売ってるの」と聞くと、
「スーパーに売ってるよ。ラッキーで100円ちょっと」

ラッキーとは、地元北海道のスーパーチェーンである。

母のとった鶏ガラスープがこれまたうまい。
鶏の味がしっかり出てて、とてもやさしい。

とり方は、鍋に水と鶏ガラを入れてストーブの上に置いておくだけ。
なので、本当に手間でもなんでもないのだ。火にかけるだけ。


やってみた

上級者になると、ネギとかショウガとか入れたりするんだろうけれど、
初めてなので、ほんとに鶏ガラコトコト煮続けただけ。なんにも入れてない。
保温調理で丸1日くらいかな。

そのままひとくち飲んでみたら、すんごい濃厚。余計な雑味がない感じ。
これはうどんもポトフもスープも、なんでもめちゃくちゃうまくなるに違いない。


手始めに、かき玉スープ春雨

ひゃー、これはうまい!
味つけは、塩少々入れただけ。
鶏のうまみがすごいから、余計な味つけは不要だった。

鶏ガラの肉は、こそげ落としてサラダに入れた。
これまた満足度高い。
近所のスーパー売ってたみつせ鶏のガラは、222円。

この金額でここまで満足度高い食事ができるなんて、ちょっとびっくり。
だいたい鶏ガラが普通に売ってることすら知らなかった。

前回アップした「邪道なオニオングラタンスープ」」も、
いわば玉ねぎのだしがなせるワザ。

だしって、難しく考えなくてよかったんだな。
なんだか楽しくなってきたので、いろいろ実験中。

毎日は無理だとしても、週に1度でいいからだしをとってみると、
心の底からホッとするのが実感できると思います!


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