なんと斬新すぎる神様図鑑。『古事記ゆる神様100図鑑』(松尾たいこ)がすごすぎる!

2014年10月9日

アーティスト/イラストレーター松尾たいこさんの新刊、古事記ゆる神様100図鑑
が斬新でおもしろすぎる…!


古事記ゆる神様100図鑑(講談社)

まず、表紙からしてパァァァッと開けているおめでたい感じで、すごいパワーを感じる(笑)。そして、まず目次をみてびっくりしたのが、「え、神様ってこんなにいるの?」ということ(無知ですみません)。


なんとかのミコトがいっぱい…!

古事記の名場面や神話も解説してくれていて、びっくりしたのがこのシーン。


「左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻からスサノオが誕生」

え、なに、スサノオって鼻から生まれたの??
すみません、神様についてほんとうに無知すぎてお恥ずかしい限りなのですが、こんなこと学校で習わなかった気がするんだけど……。

そして、たまに「おや?」という神様もいる。


貝……?? 

え、貝が神様なの? どういうこと? なぜゆえナース?(まあ読んでみて)。ほかにも、かまどの神様がいたり、はにわの神様がいたりと、めっちゃフリーダム。たいこさんからこの本を作っている過程をずっと聞いていたのだけれど、出来上がった現物を見ると、話に聞いていた以上に自由すぎてびっくりした(笑)。とてもわかりやすいし勉強になるし、なんといってもかわいくておかしい(笑)。

松尾たいこさんの、美しい風景や山、動物などの絵しか知らない人にとっては、コミカルなタッチで驚くようなイラストが満載。ちなみに、「神様を3頭身にしたら」というのは、ご主人の佐々木俊尚さんのアイデアだそうな。なんとナイスなアドバイス。これが8頭身とかだったら、ここまでのインパクトは受けなかった気がする(笑)。

それぞれの神様たちが祀られているおもな神社も書いてあって、「へぇぇぇぇ!」の連続。日本全国誰が読んでも、きっと近所の神社があるはず。

大人も子どもも間違いなく楽しく読める、神社入門書にもぴったりの1冊です!


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