さよなら『Olive』
2013年7月24日
札幌から上京するときも、東京で3回引っ越したときも、
大事に大事に持ってきた雑誌『Olive』。
ここ数年の心境の変化と、家のスペースの問題で、
思いきって処分することにした。
さよなら『Olive』
わたしが編集者を目指すきっかけとなった雑誌。
毎号毎号楽しみにしていて、たくさんのことを教わった。
雑貨、パリ、京都、カフェ、さまざまなカルチャーや音楽。
「『Olive』を作る人になりたい」、とずっと思っていた。
この雑誌が火付け役となったブームは数知れず。
スタイリストという職業も、『Olive』で知ったなぁ……。
で、一時期真剣にスタイリストになりたいと思っていた。
その後、スタイリストの仕事を目の当たりにして、
「これは自分には無理!」と、すぐにあきらめたのだが……(笑)。
札幌時代、実は1冊だけかかわった号がある。
1999年4月3日号(387号)
「春のおでかけ 買い物とお茶する街全国版」特集で、
札幌のページのコーディネートをお手伝いした。
きっかけは、同誌で「あなたの街の情報募集!」みたいな告知を見て、
FAXで札幌のお店情報を送ったのがきっかけ。
編集者とカメラマンと一緒にお店をまわり、
ホテルの一室でブツ撮りをした。
「雑誌って、こうやって作るのかぁ……」と、
何もかもが興味深くて、とても刺激的だった。
この時はライターはいなくて、編集者が原稿を書いた模様。
おじさま編集者だったので、出来上がった誌面を見たとき、
「え、あのおじさんがこんな文章書くんだーー!!!!!!!!」
と、エラい衝撃を受けたことを覚えている……^_^;。
「お気に入りの音楽と雑貨、一緒に買い物、嬉しいね!」
「好きな雑貨を見つけたら、すこしは生活も変わるかな。」
などなど。完全に『Olive』テイスト。
プロってすごいなーと思った。
誌面を見たときは感動したよ!
その後、残念ながら『Olive』は休刊し、
一度復刊したものの2003年に再び休刊。
わたしの目標がなくなってしまった。
当時はあの薄さが好きだったんだけど、
今改めて見てみると、ほんとに広告少なかったんだなぁ……(-_-)。
つまり、それだけ実売に支えられたということだろう。
熱狂的なファンの多かった雑誌だと思う。
よく、雑誌が休刊するときやお店が閉店するとき、
「昔読んでいたのに寂しい」
「昔よく行ってたからなくなってほしくない」
という人がいるけれど、
そういう人が買わなくなり、行かなくなったから、
雑誌やお店がなくなる訳で。
もっとも、雑誌やお店側も、
リピートし続けたくなる努力を怠ってはいけないのだけれども。
わたしは『Olive』、最後まで買ってた。
復刊後、正直「なんか違うなぁ……」と思ってたけど、
なくなってほしくなかったから、ずっと買い続けた。
「まだ『Olive』買ってるの?」
と言われ続けたもんです……^_^;。
まぁ、わたしのように年齢が上がっても
買い続けている人も多かったはず。
そんな、熱心な読者が多かった雑誌だと思う。
いま、そういう雑誌がどれくらいあるだろう?
古本業者が引き取りに来る直前まで『Olive』眺めてたら、
なんだかのんびりお散歩したくなってきた。
思い出の号は、大切にとっておこう。
さよなら『Olive』。
ありがとう。
わたしも、誰かの心に残るコンテンツを作っていきたいな。
4件のコメント
オリーブ、私も大好きでした。
編集の仕事を目指したきっかけでもありました。
でも、いつしか買わなくなってしまって…
なくなってほしくないものは買って応援しつづけなくては、というところ、心にささりました。
古本業者に引き取ってもらったとのこと、どこの業者か教えていただくことはできますか?
by みほこ on 2013年7月24日 at 2:02 PM. #
みほこさん
編集者やスタイリストで『Olive』読者だった人って、
とても多いですよね。
ほんとうに好きなものは、買い支えて応援しなければ
いつかはなくなってしまうんだなぁ…と思いました。
業者の件、メールさせていただきますね。
by 梅津有希子 on 2013年7月24日 at 3:11 PM. #
わぁ〜、梅ちゃ〜ん、私もオリーブ少女でした。
っていうか、今でも気持ちはオリーブ少女のまんまです(笑)。
ファッションや小物だけでなく、心のセンスも教えてもらったと思う。
オリーブ談義したいっス。
by akatora on 2013年7月24日 at 6:28 PM. #
akatoraさん
おぉ! オリーブ少女でしたか!
「心のセンス」、まさにその通りですね。至言。
今度オリーブ談義しましょ~(^O^)/
by 梅津有希子 on 2013年7月25日 at 2:01 PM. #