7月26日（金）、高校野球千葉県大会準決勝、習志野vs東海大望洋を観戦してきた。
目的は、習志野高校の応援「美爆音」を体感すること。

ここ数年、高校野球応援研究家のごとく（笑）、
「応援から見る甲子園」が夏の趣味。
吹奏楽部がどんな応援歌を吹くのかとか、曲の由来を調べながら
テレビ観戦するのがとても楽しい。

わたしは高校時代に吹奏楽コンクール全国大会に出場していて、
同大会の常連校が甲子園に出てくると、勝手に親近感がわくのだ。

野球と吹奏楽部の両方とも強い学校は、いくつかある。

習志野、愛工大名電、大阪桐蔭、天理、常総学院など。

習志野の応援、テレビ中継を見ているだけでも
明らかに他校とは違う迫力が伝わってくるのだけれど、
せっかく観に行ける距離に住んでいるので、
前日に急きょ「よし、行こう！」と思い立ち、すごい勢いで仕事を片付けたのだ。

習志野、勝ち進んで甲子園行ってほしいなーと。

試合が始まった瞬間、いやー、度肝を抜かれた。

この人数！

写真で伝わるかな。
今回の相手、東海大望洋の吹奏楽部の約5倍くらいか。

なぜ迫力があるのか、音の厚みがすごいのか。
試合が終わるまで演奏を聴きながら分析してみた。

「ブラバンの応援聴きに球場行く人初めてです」

などとツイッターでリプライが来たけれど^_^;、
そう。応援が聴きたかったのだ。

まず、200人以上部員がいるので、
どのパートも一般的な吹奏楽部よりも、人数がかなり多い。

特に、応援席で差が出ると思ったのが、以下のパート。

●チューバ（スーザフォン）11名

ハーモニーを支える重低音。通常5～60人程度の部だと、チューバは3～4人くらい。
1枚目の写真後方の「NARASHINO」の文字、
あれはプラカードではありません。ぜんぶスーザフォンですw　ベルカバー。
11人って見たことない……。

●ピッコロ　4～5名？

わたしの母校、札幌白石高校吹奏楽部の部員100人時代でも、
ピッコロは2本。1本という学校も多いはず。

●バスドラム　2台？

普通は1台。習志野の場合、プラスパーカッションも数名。

つまり、高中低音の全パートの人数が多く、
まんべんなく音が聴こえてくる。

チューバが多いので、低音がずんずんと響き渡り、
ピッコロが多いので高音がどこまでもくっきりと届き、きらびやかで華のある演奏になる。
バスドラムやパーカッションが多いので、リズムセクションがしっかり聴こえる。

一般的な学校だと、ここまで高音が際立たないし、
バスドラムが体全体にずしんとくることもない。

なんというか、地鳴りのようなハーモニー（褒めてます！）。

あの暑さの中吹き続けて、ピッチ（音程）も乱れず、
しかも要所要所でジャンプしながら吹くという。

いやー、若さってすごいと思った！

こんな応援で野球ができるって、すごい幸せだなーと思った。
そして、応援席のみなさんもとっても楽しそうだったのが印象的。

「ならしのー!!!」

卒業生や父母や子どもたちなど、関係者と思われる皆さま。
みんなすんごい楽しそうに応援してた。

演奏と応援、ものすごい一体感であった。

習志野高校は、全校生徒963名中、

吹奏楽部　　215人
サッカー部　168人
野球部　　　 86人

と、実に半分近くがこの3つに集中している。
いやー、すごい。

野球部も吹奏楽部も、部活動の強豪校は全国的に私立が目立つので、
公立も負けずにどんどんがんばってほしい。
公立出身なので、公立高校を全面的に応援（笑）。

あ、肝心の試合結果は、6－0で習志野の勝ち！
翌日の決勝戦では、接戦の末6－5で木更津総合の勝利。

負けちゃったのは残念だったけど、
とてもいい試合だった。

生ですごい応援も聴けたし、いいもの観させていただきましたm(_ _)m

ビールがうまかった！

習志野高校、次は吹奏楽コンクール！
今年もがんばってくださいね！*\(^o^)/*

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