スガシカオにみる、フリーランスとしての生き方

2012年5月20日

昨年、オフィスオーガスタから独立し、
現在1人で活動しているスガシカオ。
(独立の経緯はこちらをどうぞ)
ライブのブッキングや機材持込みまで
ひとりで行っていると知り(ツイッターで本人が書いてた)、
「いやー、あの売れっ子が…!」と驚いた。
最近のブログで、タイトルを見た瞬間に「!」と思ったこの記事
なにがぐっときたかというと、
「J-wave LIVE 2012
今年も、出演させていただけることになりました!!!」
というタイトル。
普通、ミュージシャンが自身のブログで
こういった記事を書く場合、
「J-wave LIVE 2012 に出演決定!」
「J-wave LIVE 2012 に出演することになりました!」
などと、書くことが多いと思う。
スガシカオの場合、独立して
いわばフリーランスのミュージシャンとなり、
本人も
「独立してしまったので、
なかなか難しいかもなぁと思っていたのですが、
連続出場記録更新です」
とブログに書いている通り、
音楽業界の慣習や、いろいろ政治的な問題もあるのは想像がつく。
彼の場合、実力と人気を兼ね備えているばかりではなく、
地道なサラリーマン生活ののちに、
30歳でデビューしたという過去を持つ。
ラジオやテレビの音楽番組でも、
よく会社員時代の話をしていたね。
話を戻すと、会社勤めの経験があったからこそ、
「J-wave LIVE 2012
今年も、出演させていただけることになりました!!!」
というタイトルを、自然と書けたのではないかと思うのだ。
J-wave LIVEの常連で、
かつては同局でレギュラー番組も持っており、
親しいスタッフも多かったのではないか、と推測するが、
この腰の低い(といってはなんですが)タイトル。
「みなさんのおかげで
独立後もライブに出演させていただけることになりました」
という、心からの気持ちが表れている気がするのです。
どこの業界でも、独立してダメになる人はたくさんいる。
女優、タレント、ミュージシャン。
出版業界だって同じだ。
ライター、イラストレーター、
カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクetc。
最近、「フリーランス」「起業」といったことばが
ひとり歩きしているような印象を受けていたからこそ、
スガシカオのこの姿勢がとても響いた。
あれほどの人気者が、周りのサポートなく
スケジュールやブッキングなどをすべてひとりで仕切って
音楽と向き合っている姿を見ると、
フリーで仕事をしている身としては、勇気が出てくる。
ツイッターやフェイスブックも活用し、
ブログの更新もマメ。メルマガも配信している。
彼の生き方は、仕事をするうえで
いろいろと参考になることが多いなぁ。
やっぱり、会社勤めを経験するって大事なことだと思う。
いろいろな面でね。
わたしも、いくつかの会社員経験があるからこそ、
今があると、つくづく思う。
独立するのは、いつだってできるからね。
スガシカオ、これからもますますがんばってほしい!
CD買って応援しよう。
黄色い花お知らせ黄色い花
●梅津有希子のTwitterはこちら

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2件のコメント

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ブログを拝見しました。
自分はパートタイマーとはいえ、大きな組織に属しています。
最近、自分を含めて「組織の大きさにあぐらをかいてないか?」と感じる出来事が多発していました。
フリーで働く周りの方は、仕事のご縁ひとつひとつを大切にしています。
スガシカオさんのように会社員から転身した方は、どちらの立場もよくわかるのでしょう。
組織に甘えず、色々なご縁を大切にしたいと感じました。
乱文、失礼いたしました。

by まこぱんだ on 2012年5月20日 at 1:42 PM. 返信 #

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>まこぱんださん
コメントありがとうございます!
ほんとうに、おっしゃる通りだと思います。
スガさんは両方の気持ちがわかるんでしょうね。
フリーの仕事は人と人とのつながりが何より大事なので、
ひとつひとつのご縁を大切にしたいと
常々思っております^ ^

by 梅津有希子 on 2012年5月20日 at 1:56 PM. 返信 #

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