「ブラスト!」の衝撃
2016年9月7日
先日観てきた「ブラスト!ミュージック・オブ・ディズニー」、かなりの衝撃だった。
「ブラスト!」の存在は以前から知っていたものの、「テレビでよくCMを見かける」「金管と打楽器のステージドリルみたいなものでしょ?」くらいの認識で、「いつか観たいなぁ」と思ってはいた。
しかし、気がついたときにはすでにチケットが売り切れていたり、公演が終わっていた、というのを10年以上繰り返していたという感じ。
たぶん、わたしと同じように思っている吹奏楽経験者はとても多いのではないだろうか。
先日、甲子園も終わって気が抜けていたところに、キョードー東京の方からご案内をいただき、初めて鑑賞する機会が訪れた。しかもディズニーとのコラボというではないか。これはぜひ観てみたい……!! と、国際フォーラムへ。
いやー、びっくりした……!! 知らない世界だ……!!
「星に願いを」「魔法使いの弟子」「ビビディ・バビディ・ブー」「アンダー・ザ・シー」などなど、よく知っているディズニーの名曲の数々とともに、迫力あふれるトランペットやトロンボーン、パーカッションがステージいっぱいにパフォーマンスを繰り広げる。
すごいのが、演奏がうまいのは当然として、それぞれの奏者の演技力や豊かな表情、キレのある踊りなど、「俳優でもミュージカルスターでもない一奏者が、こんなことまでできるの!?」という衝撃。なんというか、やはり「ブラスト!」としかいいようのない圧巻の舞台で、似たようなステージがない。いやー、こんなステージ観たことない……。生で観ないとまったく説明ができない。
激しく動きながらも演奏はめちゃくちゃうまい。ホルンなんてフラフープやりながら吹いてたよ笑。
チューバもよくあんな動きながら吹けるよなぁ…。体に装着するスーザフォンでもなく、普通のチューバなのに。
とにかく、めちゃくちゃカッコいい。これ、子どもの頃に見てたらあまりにも衝撃的すぎて、「わたしもこのステージに立ちたい!」と、トランペットを始めていたであろう。それくらい、ものすごい影響を受けると思う。
コンクールやマーチングの大会で金賞を目指すだけじゃない、楽器を演奏する者にとって、「新しい憧れの姿や将来の夢がそこにある」、という感じ。「オーケストラや吹奏楽団で演奏するプロ奏者」という絵ではない、まったく違う世界がそこにはあった。
今年の公演はもうすぐ終わってしまうけれど、まだチケットが買える公演もある模様。
そして、来年の全国公演も決定しているそうなので、これはぜひ、吹奏楽部の子たちは観たほうがいいと思う。
すごくいい刺激を受けるから。
自分たちの定期演奏会の参考にもなるだろうな〜。演出のヒントがいっぱいあると思う。
いいもの観させていただきました!
来年も観に行く!
「ブラスト!」公式サイト
http://www.blast-tour.jp/index.html
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