本日発売! 文庫版『吾輩は看板猫である』(文藝春秋)
2015年11月10日
文庫版『吾輩は看板猫である』(文藝春秋)、本日発売になりました!
本書は、2011年に出した、わたしの初めての本。あれから4年、シリーズ2冊が合体して文庫化され、なんとも感慨深い……。
最初に出した時の裏話はこちら。
足で探した昭和レトロな22軒
看板猫の取材は人間の都合お構いなし
http://hon.bunshun.jp/articles/-/32
文庫版では、猫たちの近況を追加取材した。刊行から4年経ち、今も元気に店番している子もいれば、天国へ旅立った子もいる。成猫は、人間で換算すると、1年で4歳年を取るので、4年ということは16歳年を取った計算になる。
飼い主の店主のみなさんは、「いい記念になります」と、文庫版に載せることを快諾してくださった。
この4年で、わたしの状況もずいぶんと変わったなぁ……と、しみじみ思う。看板猫のあともいろいろ本を出した。『終電ごはん』を出し、高校野球のブラバン応援にハマりまくり笑、いろいろラジオにも出た。
今のわたしがあるのは、一番最初に出したこの本があったからなんだよなぁ……。
関係ないようでいて、すべてつながっているのだ。
猫の本は、アジアでもウケるようで、翻訳版にもなった。
文庫版の表紙も、本書と同じ中華料理屋さんのトラジロウでいく予定だったのだけれど、文庫は帯のサイズが決まっているため、かわいいトラジロウの体が全部隠れてしまうことが判明。
そこで、工具店のロンちゃんが急浮上。表紙に出世したという訳だったのだ。
ロンちゃんのネクタイは自前だよ。店主の息子さんが作ったもので、毎日このネクタイをしめてお店に出ている。ただし、勤務時間は30分くらいなので、ロンちゃんに会いたければ朝9時過ぎに小伝馬町「佐山」へ向かうべし。
こちらから立ち読みも出来ますよ~♪
2冊分がひとつになって、オールカラーで700円。これはめちゃくちゃお得!
コンパクトでかわいくて、猫好きさんへのプレゼントにもぴったりです♪
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