約束の時間を厳守する理由とは。
2014年7月1日
今日は14時30分から打ち合わせがあったのだけれど、訪問先に早く到着。手持無沙汰だったので、何の気なしにこんなツイートをした。
予定通り、14時30分ぴったりにお伺いしたのだけれど、twitterのフォロワーさんから「すごーい!! 尊敬します。リスペクト\(^o^)/」という反応があり、いえいえいつものことですが…と。
時間ちょうどにおじゃまするのには、過去のトラウマがあるからである。自分が社員編集者時代、約束の時間よりもずいぶん早く到着する人があまりにも多くて、毎度困らせられたから。わたしがいた会社は駅から徒歩10分くらいかかる場所にあり、かつ近くに時間をつぶせるお店もなかったので、早く到着したら外でボーッと待ってるしかなかった。今みたくスマホでツイッターやフェイスブックでも見て時間つぶすか、という時代でもなかったので。とはいえ、「早く着いてしまったのでもうお伺いしても大丈夫ですか?」と電話が来ると、「どうぞどうぞ、もちろんです」というしかない。それがたとえ15分前でも20分前でも。電話してくれる人はまだ全然いいほうで、電話なしでそのまま来られることも多々あった。
雑誌の編集という仕事は、時間通りに片付けなければいけない場合もあり(○時に印刷所の人が入稿物を取りに来る! など)、「お客さんが来る前にここまで終わらせよう」などと、頭の中で考えながら進めたりする。また、たとえば13時にお客さんが来る場合、「お昼食べて歯みがいて化粧直しして、12時50分には席に着いてよう」といった具合に逆算して準備する。それが15分や20分前に到着されると、脳内スケジュールがすべて無駄になってしまうのだ。歯みがいてる場合じゃない、せめてうがいだけでも~! みたいな感じ。
といった過去があり、自分は予定よりも早く到着されるのがとても嫌だったので(あまりにも多すぎて)、時間通りにピンポンを押すようになったのだ。もちろん5分前行動は当たり前なので、現地には5分前には到着している。もっと早く到着していることも少なくない。なぜなら地図が読めないから。自分でも感心するくらい地図が読めなすぎて、必ずといっていいほど迷うのだ。Googleマップを利用するようになってから、ますます地図の読めなさに拍車がかかっている。昔はプリントアウトした地図を見ながら上下ひっくりかえしたりして目的地に向かったものだけれど、今はぜんぶiPhoneのGoogleマップ。そして「南西に進む」とアプリにいわれて、「というか南西ってどっちよ」となり(なんでみんなわかるの)、パニックになって「駅徒歩2分」なのに真逆に歩き出して結果的に10分かかったりするのがお決まりのパターン。よっぽど土地勘のある街でもない限り、確実に迷うので近年ますます用心深くなった。ぜんぶiPhoneのせいだ。
「全日本地図読めない選手権」があったら、ぶっちぎりで優勝する自信がある。どれくらい自信があるかというと、エントリー中の料理レシピ本大賞に入選するよりも、100万倍くらい自信がある。
話がそれてしまったが、つまりは「自分がされて嫌なことを人様にするものではない」というポリシーを持っているので、時間ぴったりにピンポンを押すのです、という話です。
おしまい。
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