メディア露出のチャンスを逃す、「社長がいないのでわかりません」

2014年4月10日

この記事を見て、自分にも似たような経験がありすぎて「うんうん」と頷きっぱなし。というわけで、思わずブログを書いてみる。

広報の仕事についてと中小企業にこそ広報担当が必要な3つの理由
http://liginc.co.jp/life/useful-info/80661

わたしもライターという仕事柄、大手企業から中小企業、一般の個人まで、日々たくさんの取材依頼をしているが、以下と同じケースを数えきれないほど経験してきた。

私が前職に入社する前のこと、広報担当がいなかったばかりに、テレビ局からの電話に出た事務員が「今わかるものが不在のため折り返します」と言って電話を切ったところ、それが企業見学系人気バラエティー番組からの取材依頼だった、ということがあったそうです。それを聞いた社長が急いで連絡したころには、もう取材が他社に決定し、大きなチャンスをみすみす逃してしまったそう。

自社をPRするために、メディアの取材は大きなチャンスですが、取材する側はとてもタイトなスケジュールの中で、番組に穴をあけることの無いように、同時に数社に取材を申し込んでいる場合もあります。

従業員の少ない企業に電話で取材依頼や問い合わせをすると、よくいわれるのが「担当がいないのでわかりません」。社員なら誰でもわかるようなことを、確認のために聞きたくても「わたくしにはわかりかねます」。何時頃に再度電話すればよいか尋ねても、「何時に戻るかわかりません。出入りが多いので、はっきりとしたことは申し上げられません」「では、企画書を事前にお送りしたいので、担当の方にお渡し願えませんでしょうか」「担当のもの以外は対応できません」

といった具合。こういうことは、ものすごく多い。

わたしの経験上、上記のようなケースの場合、「担当のもの=社長」ということがほとんどで、電話に出ている社員が「わたしが勝手なことをしたら怒られる…!」という空気が電話越しに伝わってくる。この後、数回電話をするものの、「まだ戻っていません」「本日は退社いたしました」「明日も直行のため、何時に出社するかわかりません」。

ここまでくると、もう「ご縁がないんだろう」とも思ってくる。もしくは、「取材されるのが嫌な社長さんなのかな」などとも思ってしまう。というくらい、電話を出た方にかたくななまでに拒絶され、名乗るたびに「え、またあなたですか?」みたいなニュアンスにすら聞こえてくるのだ……(-_-)。

先ほどのブログ記事と同じように、取材する側も〆切があるので、「じゃあ次の候補にお願いしよう」となり、アポ入れをして快諾してくれて、「あーよかった」とホッとしているところに、先ほどの会社の社長から「今メモ見たんですけどねぇ」と折り返し電話がかかってきたりする。

第二候補に取材することが決まってしまったので、申し訳ないけれどお断りするしかない(本当は第一候補に取材したかったに決まっているのだけれど、仕方ない)

広報部がある会社だと、こんなことはまず起こらない。万が一広報がいなくても、代わりに電話に出た人が必ず対応してくれるし、本人からもすぐに折り返し電話がかかってくる。時間がないオファーにも、「なんとかします!」と、出来る限りの対応をしてくださる。新製品発表会などで広報部全員が不在の場合は、直通電話にかけると「ただいま不在のため、戻り次第対応させていただきます。恐れ入りますが要件をお入れください」みたいな留守電になっていることもある。

それくらい、広報部の方々はメディアに露出することの影響力をよくわかっているので、「何としてもチャンスを逃すまい!」という思いがバシバシと伝わってくるのだ。

あぁ熱くなった……(笑)。思うことはまだまだたくさんあるのだが、今日のところはこの辺で。

という訳で、「中小企業にこそ広報担当が必要」、全面的に共感します!


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