bayfmに出演! 「甲子園のブラバン応援を楽しむ3つのポイント」

2013年8月19日

本日、bay fmの「POWER BAY MORNING」に生出演しました。
テーマは、「甲子園のブラバン応援を楽しむ3つのポイント」。

夏の趣味と化している甲子園の応援解説を、
ツイッターで毎日つぶやいていたところ、
番組スタッフの方の目に留まり、まさかのラジオ出演に(笑)。

メディアで話すのは初のテーマなので、気合いも入ります!


月・火のパーソナリティーは斉藤りささん!

実はこの番組には、これまで
『終電ごはん』『使い切りたい調味料ベスト10!』などで登場しているので、
わたしのことを、フードライターと思っている
リスナーの方も多かったようで……^_^;(違うのだw)。

今回は、
「“吹奏楽の甲子園”こと、吹奏楽コンクール全国大会“普門館”での
金賞経験もある、ライターの梅津有希子さん」

とご紹介いただいた。
わーい♪ こういう紹介は初めてだわ♪

以下、ざっくりですが、お話しした内容です。

・Point1 応援歌の傾向
サウスポーやねらい撃ち、紅、パラダイス銀河などの懐メロが多い。
「他校がやっているからうちもやりたい」
「年齢問わず知っているから応援席が盛り上がる」
といった理由のほか、
「毎年新しい楽譜を買う予算がない」という現実的な理由もある。

「今年のヒット曲」を演奏するケースもある。今回でいうと「あまちゃん」。
明るくテンポがよく、球場が盛り上がる。
ただ、ヒット曲なら何でも応援歌にできる訳ではなく、
のりやすいテンポであることが重要。
AKBでいうと、大ヒット曲である「ヘビーローテーション」や
「ポニーテールとシュシュ」よりも、
ダントツで「上からマリコ」が吹かれている。
明るくテンポがよく、応援向き。

今やほとんどの学校が吹く「アフリカン・シンフォニー」は智弁和歌山発祥。
甲子園常連の強豪校が応援に使う曲が、全国的に広まっていく傾向にある。

・Point2 アルプススタンドで吹く生徒の苦労を知る
甲子園はとにかく暑い。かちわり氷がすぐお湯になる。イスの温度も50℃以上。
金管楽器やシンバルはめちゃくちゃ高温になり、目玉焼きが焼けるくらい熱くなる。

そんな中、立ったまま演奏を続けるのはとても大変。
唇が痛くなり、体力が奪われる。楽器へのダメージも大きい。
木管楽器であるクラリネットは、本体が割れてしまう危険があるため、直射日光NG。
タオルで保護しながら吹いている。

吹奏楽コンクールと甲子園はスケジュールが丸かぶりで、
応援を嫌がる吹奏楽部も少なくない。
コンクールメンバー以外の1年生を派遣する学校も多い。

自分も高校時代、コンクールに集中したいため
「野球応援なんて嫌だ」と思っていた。
(野球部が強くなかったので、結局応援に行くことはなかったが……)
でも、甲子園に取材に行き、考えが変わった。
「一度でいいからここで吹いてみたい」と強く思った。
あの聖地には、そう思わせる独特の空気がある。

みんな気持ちを込めて吹くため、チャンスの時には音量があがる。
終盤に差し掛かるとより盛り上がる。
アルプススタンド全体にその空気感が広がり、球場の雰囲気が変わる。

・Point3 今年の応援優勝校は大阪桐蔭
吹奏楽コンクール全国大会常連校でもある大阪桐蔭。
残念ながら3回戦で敗退してしまったが、演奏はピカイチ。
人数がダントツで多く、迫力がありながらも美しいハーモニーで、
もはや応援というよりも演奏会。

甲子園には来られなかったけれど、習志野の美爆音もすさまじい。
ぜひ、来年は甲子園で聴いてみたい。

甲子園もいよいよベスト8。
応援の吹奏楽を意識して観戦すると、より違った楽しみ方ができますよ!

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