札幌白石高校第30回定期演奏会を終えて

2013年6月24日

余韻の冷めないうちに……。

6月23日に開催された母校札幌白石高校吹奏楽部の第30回定期演奏会、
おかげさまで満席・大盛況でした!

興奮さめやらぬうちにまとめなきゃ。

これぞ「ザ・北海道」という、湿気ゼロの快晴!
この上ないコンサート日和。
くせ毛がちりぢりにならなくていいわぁ…(笑)。


札幌コンサートホールKiatara


パンフレット

わたしが参加したのは、OB記念ステージ。
高校卒業以来20年間、ファゴットは吹いておらず、
参加は無謀すぎると思っていた。
でも、恩師の米谷先生の指揮で吹ける機会はそうそうないと、
思いきって参加することにしたのだ。
参加を決めた経緯はこちら

この3ヶ月、仕事の合間に毎日練習した。
実は、かなり仕事をセーブしていたのだ^_^;。

2013年上半期の目標に掲げたのは、定演で満足のいく演奏をすること。
というか、20年ぶりのレベルの低いファゴットで、
みんなのハーモニーを乱さないこと。足を引っ張らないこと。

楽器を現役で続けている人がほとんどだし、
中にはプロ奏者もいる。

演奏は、ハーモニーで成り立つものだから、
「自分ひとりくらい吹けなくても大丈夫」というものではないのだ。

本番までの合奏は、全部で4回。
少ない。実に少ない。

そして、大人だけにみな都合があるので、
95人の参加者のうち、毎回集まれるのは半分程度。

合奏に参加するたびに、正直、
「これで本番を迎えて大丈夫なんだろうか……」と実は毎回思っていた。
一緒に参加している同期と、合奏後に毎度反省会を開いては、
「びっくりドンキー」でもやもやとした気持ちを共有し、
もやもやした気持ちのまま東京に戻っていた。

とはいえ、時は流れる。
予定通り、本番の日はやってきた。


舞台裏にて、同期と。

当日Kitaraでのリハは、明らかに前日までの演奏とは違った。
なんというか、大人の本気というか。
しっかりと、焦点が定まってきたのがわかった。

楽屋で待機していたので、現役生の演奏はほとんど聴けなかったのだけれど、
聴きに来ていたOBや知人はみなとても褒めていた。

白石の演奏を初めて生で聴いたわたしの身内は、

「キビキビした立ち居振る舞いに素晴らしい演奏、鳥肌が立った」

と言っていた。「すごかった!」「めちゃくちゃ応援したくなった!」と。

現役生の演奏は、あとでゆっくりDVDで見てみることにして……。

OBステージの曲目は、「テイク・オフ」「オセロ」「ジャングル・ファンタジー」。
現役生との合同演奏で、「アメリカン・グラフィティ」
アンコールの「ヘイ・ジュード」「ギャロップ」。

聴きに来てくださった方からは
「感動した」「涙が出た」などとたくさんの感想が寄せられて、
今までの中で、ダントツでいい演奏だったと思う!

多くの参加者がそうだったと思うんだけど、
「P」で1人で入るところとか、めちゃくちゃ恐かったんだよね。
音を出すのが怖い。

わたしの担当しているファゴットでも、そういう場面がいくつかあった。
「ここでミスったら台無し」という場面。

なんとか、全部吹けた。
でもちょっと出遅れたところもあったかも……m(_ _)m

3部で着たTシャツは、なんと『青空エール』の河原和音先生の描き下ろし!


じゃーん!


後輩と一緒に! 中学校も一緒だよ

よく見ると、主人公のつばさ&大介は、
白石高校の制服&ユニフォーム着た特別バージョンなのだ。
漫画の白翔高校はネクタイなんだけど、白石の制服はリボン。
学校からリクエストした訳ではないのだけれど、さすが河原先生!

めっちゃお宝Tシャツ。一生大切にします(:_;)

打ち上げはススキノ! 久々だー。


完全燃焼後の酒はウマい!

帰宅後にツイッターを見ると、聴きに来てくれていたお客さんから
感想が寄せられていた。

「素晴らしい演奏を有難う御座いました!!自分の客席から梅津さんが丁度見えました。
米谷先生のテイク・オフで号泣して、Tシャツがまさかの…で驚きました。
米谷先生の指揮や逸話で『今日は来て良かった』と思いました」

「定期演奏会すっこいたのしかったです!!」

「定演お疲れ様でした‼本当に素晴らしかったです‼」

うぅぅぅぅ……(T_T)(T_T)(T_T)。

中学生と思われる方々数名が、

「わたしも白石に行きたいです!」

といってくれてたのが、めちゃくちゃうれしかった。

来て来て白石。いい高校だよ! いい部活だよ!(^O^)/

自分は演奏することに必死だったのだけれど、
この数カ月、裏方でずーっとお手伝いをしてくれて、
きめ細やかな対応をしてくださったOB・OGの皆さん、
父母のみなさま、ほんとうにありがとうございました。

今回OBがステージに立てたのも、
このような企画を考えて下った現顧問・杉村先生のおかげです。
(杉村先生の指揮、めちゃくちゃ吹きやすかった….。o○)

そして、白石高校吹奏楽部を応援してくださっているすべてのみなさまに、
心からの感謝を。

あぁぁ…なんだかまとまりのない文章だな…。
でも、興奮の冷めないうちに書いておきたかったもので……!

これからも白石高校吹奏楽部をよろしくお願いいたします!

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6件のコメント

演奏会お疲れ様でした。

文面からもたいへん良い演奏会だったのが伝わってきます。
聴きに行きたかったですよ。

人に感動や夢を与えれる演奏とは素晴らしいですよね。
一人ではなくたくさんの演者、スタッフ、お客様でつくられた演奏会だったのでしょう。

本当に行きたかった。

ではまた

松岡

by 松岡 on 2013年6月24日 at 9:50 AM. 返信 #

松岡くん

ひさしぶり。コメントありがとう!
お返事がすっかり遅くなっちゃった。
本当にいい演奏会だったよ! 現役生はもちろん、OBの演奏も。

やっぱり音楽はいいね。

by 梅津有希子 on 2013年7月1日 at 10:34 AM. 返信 #

梅津様、はじめまして。

私は白石高校吹奏楽部のOBです。
ブログ、拝見しています。

定期演奏会、おつかれさまでした。
私も米谷先生の指揮で演奏したかったのですが、都合が付かず参加できませんでした。

でも、聴きにいった人の感想で、本当に感動した、白石サウンドだったと。

選曲もいいし、吹奏楽の仲間っていつまでたってもいいですね。

これからも吹奏楽部を応援していきたいですし、またいつかOBステージがあれば・・・と思っています。

コンクールも頑張ってほしいですね♪

by サマー on 2013年7月6日 at 10:41 PM. 返信 #

サマーさま

OBの方からのコメント、うれしいです!
ありがとうございます♪
わたしは15期です。

定演、ほんとうに参加してよかったです。
参加したすべてのOBが、そう感じていると思います。

サマーさんはFacebookはされていますか?
OB会グループ、かなり情報交換が活発ですよ!

ご興味ありましたら、ご案内させていただきますので、
info@umetsuyukiko.com までメールいただければと思います。

「次のOBステージは5年後を目指す」と、米谷先生がおっしゃっていましたよ♪

by 梅津有希子 on 2013年7月7日 at 1:18 PM. 返信 #

 こんばんは。私は福島県福島市出身のアマチュアファゴット吹きです。
 梅津さんのページは時々拝見しています。
76世代である梅津さんの中高時代は私も同年代(学年は1年下かな)だったこともありその時代は知っていました。
 平岡のマリーンは中学校時代の入場行進に参考にさせていただきました。
 当時の磐城高は夏コンや全日本高等学校吹奏楽大会でいずれも全国には行けませんでしたが、その勇姿に勇気をもらっていました。(オセロ〜竹取物語の時代でした。)
 私は、学区の問題で父の母校である福島高を卒業しました。吹部の無い学校でしたので、勉強一筋にやっていました。私の学年は磐城高で言うと課題曲:雲のコラージュ、自由曲:竹取物語の代であり、白石だと自由曲がライモンダ〜ギャロップ・第3幕への間奏曲だった年(5金達成の年)です。
 梅津さん達の演奏は全日本吹奏楽93-5と課題曲集(1990-94)に収録されたものですよね。持っています。
 私自身は10年前近辺に、吹奏楽に復活しました。社会人にして初めて、東北大会に3年連続で出場できたのが思い出です。この8年間仕事のため楽器から放れていました(楽器はもっています)が、今年何とか現役に戻りたいと思っております。
 今後とも、作家の立場から吹奏楽の発展に尽力いただければ幸いです。頑張りましょう。

by HIROYA Tad on 2019年2月13日 at 11:03 PM. 返信 #

HIROYA Tadさま

こんにちは。コメントをありがとうございます。
同世代で白石のことを知ってくださっていて、とてもうれしいです。

CD、収録されていましたっけ…? すっかり忘れてしまいました…笑。

あの頃と今のコンクールを比べると、ものすごくレベルが上がっていますね。
毎年全国大会を聴きに行っていますが、どこの学校もほんとうにとても上手です。

微力ながら、これからも吹奏楽の楽しさや素晴らしさを発信していければと思っています^^

by 梅津有希子 on 2019年2月14日 at 5:36 PM. 返信 #

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