月兎印のスリムポット&波佐見焼マルヒロのブロックマグ

2017年6月1日

毎日、コーヒーを淹れることから朝が始まる。

毎朝1杯のコーヒーを飲むのは亡き父の習慣。
物心ついた頃から牛乳にコーヒーを少量注いでもらってコーヒー牛乳を飲んでいたこともあり、大人になってからもすっかりコーヒー党になった。

そういえば、あの頃は「カフェオレ」という名前も知らなかったなぁ……。

12年前、結婚祝いでいただいて以来愛用していた赤いコーヒーポット。小さな穴があいてもれるようになってしまったため、色違いを新調した。毎日目にしてもまったく見飽きることのない、月兎印のスリムポット。つくづく、美しいフォルムだと思う。


迷って迷って、白にした

丈夫で美しい琺瑯のポットは、Made in japan。
一つひとつ、職人の手によって作られている。


12年前と、底のロゴが変わった。

元気の出る赤もとても気に入っていたけれど、白もすっきりしててカッコいいな。
12年間毎日赤を見ていたので、キッチンに白いポットがあるってとても新鮮。

そして、ポットが壊れたのと同じタイミングで、愛用していたマグカップも割れてしまった。

スターネットで買った益子焼。
7年くらい前だったかな。

残念だったけど、そういうタイミングだったんだろうな。

長い間、毎日ありがとう。

新しいマグカップは、波佐見焼にした。以前、合羽橋で見かけて気になっていた、「マルヒロ」というブランドの「ブロックマグ ビッグ」。カラフルでスタッキングができて、丈夫そうなのがいいなあと思い、ずっと頭の片隅に残っていたのだ。

箱のロゴも、遊び心があって好き。


いいねぇ。

中に入っていた説明書を見て、初めて由来を知った。
以下、マルヒロ公式サイトより。

「HASAMI」とは長崎県波佐見町から発信する、波佐見焼の陶磁器のブランドです。
波佐見は長い間、有田の下請け産地であったため、その名はあまり知られていませんでした。量産を得意とする波佐見焼は、成形、型起こし、釉薬、窯焼きとそれぞれに作業を発注する分業体制をとっています。多くの人が連携して関わるこの体制は、新商品の開発に多額の費用と時間がかかること、また各作業工程での意思疎通の問題を抱えています。しかしその反面、各分野の高い技術力と効率的な生産体制を育んできました。
「HASAMI」は分業の垣根をこえ、産地としての誇りを胸に、”道具”としての陶磁器を作ります。使われるためにあり、よく使い込まれ、そして使い古される。言葉にはできない不思議な力をもった、愛される”道具”を作りたいのです。

マルヒロ公式サイト
http://www.hasamiyaki.jp

そうか、有田の下請けだったのか。

うつわが好きで、ほんとうはもっといろいろ欲しいんだけど、置き場所が限られているので、「割れたら買い足す方式」で我慢している。
うつわ選びの条件として、”道具として躊躇せずに使えること”が優先事項。繊細で洗いにくいものは、こわくて使えない。ガサツなのですぐ割っちゃうから。
そして、毎日使うものなので、ポットもうつわも丈夫なのは大事。

このマグカップは、「50〜60年代のアメリカで、ロードサイドのカフェで使われていた大衆食器のような、機能的で洗いやすく、少々雑に扱っても大丈夫な実用的なデザイン」とのこと。

なるほど、北欧の食器にも相性がよさそうと思っていたけれど、アメリカのロードサイドカフェといわれれば、たしかにそれっぽい。行ったことないけど笑。

最近、日本のものづくりについてよく考える。
この2つのほかにも、国産品にはいいものがたくさんあるので(しかも手頃)、もっと広く知られるといいのにな、と思う。

なので、がんばっているブランドは微力ながら応援していきたいと思うのだ。

あ、愛用しているおさかなスポンジも日本製だ。


東京都墨田区の「Marna」社製。

かわいいだけじゃなくて、この形がカップの底にも届きやすくて機能的なのだ。

お気に入りのデザインかつ、丈夫で機能的なもの。
長く使えるもの。

これが、自分のもの選びの基準なんだろうな。

好きなものに囲まれていると、ストレスがなくて気持ちいい。


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