折原みと先生『幸福のパズル』トークショー

2017年5月15日

5月14日(日)、秋葉原・書泉ブックタワーで開催された、折原みと先生の新刊『幸福のパズル』刊行記念トークショー。
小説家デビュー30周年記念という、このメモリアル作品のイベントで、恐れ多くも対談させていただくということに…。

舞台となるのは葉山。
何度も引き裂かれながら愛し合う二人が”青い鳥”を探す、現代の純愛小説。

テーマは青い鳥ということで、「よし、青い鳥コーデで行こう」と、ブルーのスカートにブルーのストライプシャツで会場へ。


とってもかわいい表紙!

折原みとさんの名前を初めて認識したのは、小学生の頃。たしか10歳か11歳か、そのくらいだったと思う。
帯の辻村深月さんのコメントにもある通り、まさに「私たちの折原みと」という感じで、周りの女子たちはみーーーんな読んでいた。
そんなみとさんを6年ほど前にツイッターでお見かけし、「あ、折原みとだ」と思って軽い気持ちでフォロー。

その後、共通の友人のイベントで顔を合わせる機会がちょくちょくあり、ご自宅に遊びに行かせていただいたり、一緒に温泉に行ったりと、仲良くさせていただいていた。北海道の田舎で過ごしていた小学生の頃から一方的に知っている方なので、「なんでわたしは今みとさんと一緒にいるんだろう?」と、不思議な気持ちになることもあった。

みと先生からトークショーのご提案をいただいたときは、さすがに恐れ多すぎてお受けするかとても迷ったのだけれど、「新刊の主人公が小説家なので、もの書きという仕事についてもお話ししたい」という依頼だったことから、「それならばお話できるかも」と、お受けさせていただいたという経緯がある。

“青い鳥コーデ”で会場に到着し、みと先生と対面すると……。


めっちゃかぶった笑

双子コーデか!
あぁぁ……! みと先生申し訳ありません……!!

「きっと青いものを身につけてこられるだろうな」と思ってはいたものの、まさかここまでかぶるとは…笑。と、お会いした瞬間爆笑。
まるで打ち合わせしたかのような完璧すぎるペアルックに、もはやネタにするしかないという状況でございました。


お花も青

トークショーは、細かい打ち合わせはなく、ほぼぶっつけ本番。
600P近い分厚さなのだけれど、ものすごいジェットコースター的展開なので、一気に読める。そして、これでもかこれでもかと試練が押し寄せてくるので、「寝る前にちょっとずつ読もう」といったことができない。なぜなら眠れなくなるから笑。

小説の内容についての質問や、みと先生のライフスタイル、手書きにこだわる理由や、漫画家・小説家デビューのきっかけなどなど、わたしの疑問を公開インタビューしているような感じ。

会場に集まった折原チルドレン(略して折チル!)の皆さんからも、「みんなが聞きたいと思っていたことを聞いてくださり、とても楽しかったです!」「大満足です」などなど、うれしい感想がたくさん寄せられてひと安心。

トークショー後のサイン会も、驚いた。
わたし自身、書店イベントの経験がなかったため、何もかもが興味深い。


サインをするみと先生。イラスト入り。


指輪は、作品に合わせて選んで、執筆前にはめてスイッチを入れるそう。

ああ…。なんて素敵な習慣なんでしょう…。
もらいもののジャイアンツTシャツを着て原稿書いてる自分とは大違いですわ…。


わたしもサインさせていただいた。

折原チルドレンの皆さまはとってもやさしくて、会場に並べてくれていたわたしの本までたくさんお買い上げくださった。
『終電ごはん』『商店街のネコ店長』『ブラバン甲子園大研究』という、なんの共通点もないバラバラのジャンルだけに、お料理が好きな方は『終電ごはん』、ネコ好きな方はネコ店長を手にしてくださっていた模様。

ブラバン甲子園を手に取ってくださった方に、「なぜこの本を選んでくださったんですか?」と聞くと、「なんとなく笑」と…。

なんとなく選ぶとしたら、簡単レシピの『終電ごはん』かなーと思っていたので、まさかのチョイスにありがたいやらおもしろいやらで…笑。

お客さんの中には、「安住紳一郎さんのラジオ番組を聞いて、梅津さんのことを知りました」とか、「折原先生の大ファンで、梅津さんのブラバン甲子園も好きで、トークショーを知った時には『え! なぜこの2人が⁉︎ 誰得⁉︎ わたし得‼︎』」と大興奮していた方も。

「それはすごい偶然ですね!」と思わず声をあげてしまった。
次は球場で会いましょう笑。

「小学生の頃からずっと大好きで」
「いつかお会いしたくてやっと会えました」

と涙ぐむ方もいて、隣でジーンとしてしまった…。
30年書き続けるってものすごいことだし、ずっと読み続けている読者の方も一緒に年月を重ね、なんというか、固い絆のようなものを感じた。

たくさんの刺激を受け、とても楽しく、充実した1日だったなあ…。

折原みと先生、折原チルドレンの皆さま、講談社の皆さま、書泉ブックセンターのスタッフの皆さま、ありがとうございました!


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