「和食の日」。まとめてだしをとって、和食を楽しむ
2015年12月2日
11月24日は「和食の日」。
だった。
もっと早くブログ書こうと思ってたのに、タイミングを逃してしまった……。
和食の日、今年初めて知ったのだけれど、制定されたのは2013年のこと。
語呂合わせで、
11月24日=いい日本食=和食の日
ということのようだ。
制定した一般社団法人和食文化国民会議によると、詳細は以下のとおり。
11月24日は「和食」の日
日本人の伝統的な食文化について見直し、和食文化の保護・継承の大切さについて考える日
日本は海・山・里と豊かな自然に恵まれ、多様で新鮮な旬の食材と、うまみに富んだ発酵食品、米飯を中心とした栄養バランスに優れた食事構成をもつ、「和食」の文化があります。「和食」は食事の場における「自然の美しさ」の表現、食事と年中行事・人生儀礼との密接な結びつきなどといった特徴を持つ、世界に誇るべき食文化です。
日本の秋は「実り」の季節であり、「自然」に感謝し、来年の五穀豊穣を祈る祭りなどの行事が、全国各地で盛んに行われる季節でもあります。
日本の食文化にとって大変重要な時期である秋の日に、毎年、一人ひとりが「和食」文化について認識を深め、和食文化の大切さを再認識するきっかけの日となっていくよう願いをこめて、11月24日を“いい日本食”「和食」 の日と制定しました。
ということで、和食の日、わが家も和食三昧にチャレンジしてみたのだ。
まずはだしがなくては始まらない。という訳で、かつおだしをまとめてとる。和食の日ということで、贅沢に「にんべんの黄金比率」で、1リットルにかつお節30g。
『だし生活、はじめました。』を書いて、だしのとり方完全に覚えたし、ぜんぜん面倒じゃなくなったよ。
だしなんて、簡単だ。なんであんなに難しく、面倒に思っていたのだろうか。こんなに簡単にとれるのに、料理が格段においしくなる。めちゃくちゃおいしくなる。ので、面倒と思うこともなく、完全にだし生活が身についた。
この日のメニューは、たこめし、肉じゃが、だし巻き玉子、なめこと豆腐のみそ汁、ぶりのお刺身。だし1リットルで、一度にこれだけ作れる。
だし巻き玉子の写真がないのは、失敗したから笑。だし巻きオムレツになってしもた…。
普段のおだしは水出しの昆布だしがメインで、麦茶ポットで作って冷蔵庫に常備している。使いたいだけ注げて便利だよ。日持ちは約1週間。1週間もあれば、十分使い切れる。平日使えなくても、週末に鍋にでも使えば一発でなくなるので無駄にならない。
あっためてそのまま飲んでもおいしいし、市販のコーンスープや、インスタントラーメンを水出し昆布だしで作ってもおいしいよ。
こんな風にちょこちょこ使ってたら、1リットルなんてあっという間になくなる。
かつおだしは、鍋でまとめてとったり、少しだけ使いたいときはコーヒードリッパーでよくとる。
といった、おだしに関するあんなことやこんなこと、日頃気になっている「利尻や羅臼、日高など、昆布は種類によってそんなに味が違うのか?」「干し椎茸の戻し汁を使うと、何でも干し椎茸味になって夫や子どもが嫌がる」という「干し椎茸問題」まで、ズバリ解決。読んでくださった方からは、
「鶏ガラスープが簡単にとれるということを知り、さっそく買ってきました。50円でした!」
安っ!! うちの近所のスーパーだとせいぜい100円。それでも安いんだけど笑。
「だしが気になっていたけど、これならできるかもと思いました」
「本を読んでやる気が出て、さっそくだし生活、はじめました」
「次は何を作ろうか考えるのが楽しみになりました」
といった声が続々と寄せられていて、とてもうれしい。
わたしは料理が得意なわけではないのだけれど、だし生活が身について、料理を作るのが苦でも面倒でもなくなった。なぜなら、だしさえあれば、味つけは塩と醤油だけで十分だったりするので笑。ほんとうに、料理がシンプルでとても簡単になるのだ。それなのに、うま味たっぷりでとってもおいしい。体に染み入るような、じんわりとやさしいおいしさ。
といった、おだしにまつわる話をたーくさん書いてます。
この年齢で、だしの魅力に気づけてよかったと、心底思っております。
講談社のwebマガジン「mi-mollet」(ミモレ)でも、インタビューを受けました。
誰でもできて絶対美味しい! 和風だしマジック体感レシピ3
http://mi-mollet.com/articles/-/3204
レシピともいえないような、簡単すぎるレシピを紹介しております。
読んでね!
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6件のコメント
はじめまして。
私は、大阪で「だし」に関わる仕事をさせていただいております福本と申します。
先日、遅ればせながら「だし生活、はじめました。」を読ませていただきました。
梅津さんの飽くなき探求心に、感心、共感し、東京の「にんべん」さんや九州の「茅乃舎」さんが「だし」の普及に頑張っている中、昆布だしの発祥の地と言われる関西からも「だし」を発信したいと取り組んでいる私にとって、飲食店やメーカー側ではなく、主婦目線の視点は大変勉強になりました。
ありがとうございます。
一言、お礼が言いたく、コメントさせていただきました。今後とも、お仕事頑張ってください。
P.s.「我輩は看板猫である」も愛読させていただいています。猫、最高!
by 煮出し師 on 2015年12月3日 at 8:37 AM. #
煮出し師さん
うれしいご感想をありがとうございます!
いま、検索してお店拝見しました。だし茶漬け、めちゃくちゃおいしそうですね……!
大阪に行った際には、ぜひ寄ってみたいと思います!
わたしは完全に主婦目線ですので、プロの方からすると邪道なやり方も多々あるかと思います^_^;
まずは、日々面倒くさくなく続けられることが大事かなと思っておりますので、
これからも自分なりに、だしの研究を続けていきたいと思います。
今日も、鶏むね肉を茹でたスープに水出しの昆布だしを加え、さらにドリッパーでとったかつおだしを加えてトリプルだしのスープを作りました。具はえのきだけと揚げナス、生姜です。生姜パワーで手足の末端までポカポカになりました♪
おいしいおだしがあれば、毎日が幸せですね。
看板猫本もご愛読ありがとうございます(^O^)/
by 梅津有希子 on 2015年12月3日 at 5:37 PM. #
はじめまして。だし生活、はじめました。拝読しました。
面白すぎて一気読みしてしまい、だしとりたくてウズウズしています。一人の人間がだしを通じて成長する姿の本がなくて新鮮でしたし、勉強になりました。これからの御活躍期待しています。
by だし好きになりました on 2016年1月10日 at 10:24 AM. #
だし好きになりましたさん
うれしいご感想をありがとうございます!!!
そのように言っていただけて、本書いてよかったです……!(T_T)
ぜひいろんなだしにチャレンジしてみてくださいね。
わたしは今、64円の鶏ガラでスープとってます笑。
だし生活、楽しいですよ~♪
by 梅津有希子 on 2016年1月11日 at 10:52 AM. #
久しぶりにコメントさせていただきます。
「だしの便利帳」の梅津さんの記事、読ませていただきました。いい本ですね、いろいろと参考になりました(^^)
ところで、10月28日が「だしの日」ってご存知でした?と言っても、今年から日本記念日協会さんに認定していただいた出来立ての記念日なんですけどね(^_^;)
この日は、枯れ節の製法を発明した和歌山県は印南(いなみ)町の江戸時代の漁民、角屋甚太郎の命日でもあり、この製法が現在かつお節の7割以上のシェアを誇る鹿児島県に伝わるきっかけとなった宝永地震が行った日でもあります。
日本が誇るかつお節の素晴らしさ、おだしの素晴らしさを再認識してもらう日として、良かったら活用してください(^^)/
これからもますますのご活躍、祈念しております。
だし生活の続刊も期待してます!
by 煮出し師 on 2016年10月18日 at 5:05 PM. #
煮出し師さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
「だしの便利帖」、500円とは思えない充実のムックでしたね。
「だしの日」、初耳でした!
これからもっとメジャーになって、もっともっとだし業界が盛りあがるといいですね。
11月に仕事で大阪に行きます。
時間を作って、煮出師さんのお店にだし茶漬けを食べに行きたいと思います^ ^
できれば、「名人達のだし茶漬け」狙いです…!!
by 梅津有希子 on 2016年10月22日 at 3:40 PM. #