なぜ「やりたいことがみつからない」のか?
2015年2月6日
「やりたいことがみつからない」ってフレーズ、よく聞く。
なんでだろう。どうしてやりたいことがみつからないんだろう? 「やりたいことがみつからない」で検索すると、すごい数の記事がヒットする。わたしは常にやりたいことだらけだけどなぁ。
やりたいことを見つける30の方法「意外に多い。やりたいことのない人たち。」
https://happylifestyle.com/3484
思うに、自分の中で「やりたいこと」のハードルを高く設定しすぎているのではないだろうか?
振り返ると、わたしは小学生の頃から常に目標が明確。「夢」ではなくて「目標」。なので、何が何でも達成したい。叶えるものではないのだ。達成したいのだ。
小学生の頃は、「アルペン(スキー)の大会で入賞したい」「ソフトボールの試合でばんばんヒットを打ちたい」「ミニバスケットボールの試合で勝ちたい」、「ピアノの発表会でミスなく弾きたい」。あれ、田舎育ちのわりにけっこういろいろやってるな(笑)。
中学に入ってからは、ただひたすら、吹奏楽コンクールの全国大会しか見ていない。「普門館で絶対に金賞をとりたい!」という一心。中学で達成することができず、中3のかなり早い時期に全国大会常連の札幌白石高校へと進路を決めた。
高校で目標を達成し、次なる目標は「YAMAHAで働きたい」。ちょうどスタッフの空きが出たり、いろいろな方のお力添えもあり、晴れて就職することが出来た。大好きな楽器に携わり、楽しくていい職場だった。でも、ここでまた欲がムクムクと。子どもの頃からずーーーっと楽器漬けの毎日だったので、「他の世界も見てみたい」と、突如思い立つ。大好きで毎日聴いていたラジオ局「AIR-G’」で働きたいと。
なんのコネもなく、もちろん知り合いもいない。ファンだったアナウンサーの、とあるトークイベントで出待ちをし、「AIR-G’が好きで働いてみたいのですけど、アルバイトは募集していませんでしょうか?」と直談判。すると、「あなたおもしろいわね。明日履歴書持って来てちょうだい」といわれ、翌日、人生で初めてラジオ局を訪れて即働くことになったという。
こうして思い返すと、すんごい猪突猛進型(笑)。でも、これは、「やりたいと思ったことを絶対にやりたい!」という意思の強さなのではと思うのだ。自分でも思うけれど、わたしは負けず嫌いで意思が強い。こればかりは、生まれ持った性格と、いろんな試合や大会で勝ち負けを経験し続けてきたという、育った環境のせいだと思う。
やっぱり、勝った時の強烈に「うれしい」という感情や、負けた時の猛烈に「悔しい」という感情は、大人になってもいろんなことに影響を及ぼしているように思う。
AIR-G’で楽しく忙しく働いているうちに、今度は「ライターになりたい!」と思い立つ。経緯は、この記事にも書いた。
「フリーランス10周年」
http://umetsuyukiko.com/log/3234
東京には友だちがいなかった。編集者の知り合いもいなかった。ゴキブリも見たことがなかった(北海道にゴキブリはいない)。
けれども、今なんとかやっているし、本も出すことが出来た。これも、「絶対やりたい!」という意思の強さと、折れない心があったからかもしれない、と、今となっては思う。あ、本は「絶対出したい!」と思っていたわけではない。流れにのっているうちにたまたま、という感じ。
今一番興味があって、調べてておもしろすぎるのが出汁のこと。今年刊行予定の『だし生活、はじめました。』という本の取材で、昆布の奥深さや、だしとだしを合わせることのすごさなどなど、知らなかったことを知るのがとっても楽しい。
あと、来月になったらセンバツで忙しくなるよ。夏に続き、「甲子園のアルプススタンド応援」に熱くなることが決定している(笑)。なぜなら、死ぬまでに絶対に天理のブラバン応援を生で聴いてみたいから! 天理高校吹奏楽部は、日本の吹奏楽を引っ張っていった存在。野球も吹奏楽も、まさに古豪。高校時代、コンクールの全国大会にはいつも一緒に出ていたけれど、野球の応援は生で聴いたことがない。今年のセンバツに出場することが決定しているので、ぜっっったいに甲子園行きたい! 何が何でも、生で「天理ファンファーレ」が聴きたい!
第87回選抜高等学校野球大会 出場校
http://www.jhbf.or.jp/senbatsu/2015/team/
あと、今年は大学野球の応援も研究したい。高校野球の応援のルーツになっているから。それが仕事につながる、とか何かの形にまとめる、とかまったく予定なし。ただただ自分が興味があって、調べたいから調べる。というだけ。なぜなら気になって仕方がないから。あと、いつか滋賀のスーパー「平和堂」に行きたい。理由は長くなるので割愛(笑)。
自分がやりたいことって、実はすごく身近にあるんじゃないかなと思うのだけれど、違うかな? 自分が興味を持ったことを掘り下げるって、すっごい楽しい。「発表する場がない」のならば、ブログやSNSで発信すればいい。コツコツ発信しているうちに、誰かがみつけてくれて、何か新しいことが始まるかもしれないから。
そのあたりのことは、この本にも詳しく書いてますよ。
『ミセス・シンデレラ 夢を叶える発信力の磨き方』
http://www.gentosha.co.jp/book/b8071.html
先日行った初の合羽橋もめちゃくちゃ楽しかったし、浅草の「グリルグランド」で食べたオムライスもすっごい美しくておいしくて感動した! 長年人気のお店ってこういうことだよなぁ…と、納得。
わたしがやりたいことや興味のあることって、いつもこんな身近なこと。でも、身近なことを体験したり勉強したりすることで、いつか何かにつながるのだとも思っている。
「やりたいことがみつからない」という人は、もっともっと、すごく身近なことに目を向けてみるといいのではないかと思う。食べものとか片付けとか植物を育てるとかペットと暮らすとか何か作るとか、興味を持って追求したくなることって、きっと誰にでもあるはずだから。
と、最近思っていることをザザザッと書いてみた。
以上!
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