32歳から夢に向かっても遅くない!『東京おとな日和』(松尾たいこ)

2013年5月10日

本日発売された、人気イラストレーターの松尾たいこさん初のエッセイ、
『東京おとな日和』
さっそく読んだ! 一気に読んだ!


素敵なワンピに素敵な表紙だわ

いつもおしゃれで、ものの選び方や考え方にブレのないたいこさん。
おいしいお店や素敵なお店をたくさん知っているたいこさん。

ほんとうに素敵なお姉さんで、
わたしもこんな生き方をしたいなぁと改めて思った。

第1章 松尾流 おとなの流儀

ファッションやメイク、旅、レストランの選び方など、
普段の生活で心がけていることが書かれていて、
特に興味深かったのが「カバンの中のグッズたち」。
全般的にいえることなんだけど、たいこさんは
「何となく」というもの選びをしない。
サングラス、ヘッドホン、ボールペンなどなど、
「●●●だから、これが好き」ということがとても明確。

具体的なブランド名や、愛用している理由がきっちり書かれてあるので、
「なるほどなるほど」と、同じものがどんどん欲しくなる(笑)。

時代遅れの顔にならないために、
「メイクとヘアはこまめに変える」というのも超共感。

メイクと髪型がずーっと変わらない女優さんとかいるけど、
「昔の一番いい時代のわたし」で止まったままだと、
今の時代ではどこか古臭く見える。
逆に、80年代に一世を風びしたアイドルで、
いまだにかわいらしい人達がいるけれど、
そういう人は、みんな髪型やメイクが今っぽい。

「昔と変わらずきれいですね~」といった褒め言葉をよく聞くけれど、
「昔と変えた」から、きれいを保つことができているんだと思うのだ。

第2章 おうちスタイル

この章でグッと来たのは、、軽井沢のセカンドハウス(オフィス)の話。
第1章で防災グッズのことにも触れているんだけど、
震災以降の暮らしの備え方がすごい。

2頭の犬と暮らしているので、万が一何かあった時に
すぐに一緒に避難できるように、という考えから。

また、住む場所や仕事道具を失うと、突然収入が滞る。
たいこさんもご主人もフリーランスなので、リスクヘッジとして
セカンドハウス(オフィス)を構え、仕事道具もイチから揃えたそう。

実家など頼れるところが近くにあればいいけれど、
そうでない場合は、こういう方法があるのかーと思った。
いざというときに体ひとつで移動して、
同じ日常生活を送れる場所って、すごく貴重だなと。

第3章 キャリア観

もうこの章は、ほんとためになる。
すごいなーと思うのが、彼女は32歳で広島でのOL生活を辞め、
イラストレーターを目指して上京してきたそう。

わたしは25歳でライターを目指して上京して、
それでも遅いと思っていたから。

そしたら、もっと遅い人がいた!
しかも、しっかりと夢を実現させている。

どうやってイラストレーターになったか、
ということが詳しく書かれてあるんだけど、
駆け出しの頃に自費で作品集を作ったり、
描くことに集中するためにマネージャーをつけるなど、
「自分への投資」がすごい。

たくさんいるクリエイターの中から自分を選んでもらうためには、
宣伝にお金をかけるって、実は大事なこと。

でも、そこがなかなかできない人も多いと思う。
「お金がないから」とか「もったいない」とかいう理由で。

だけど、自分への投資を惜しみなくするからこそ、
結果的に自分の価値も高まると思うのだ。

仕事を続ける上でのルールや健康管理など、
ほんとうにこれは働き人必見。
まさに、フリーランスの教科書。

きっと、身が引き締まるはず!

彼女の発信の仕方にも、わたしはいつも注目している。
マメにブログを更新したり、ご主人が作った料理を紹介したり。

今回も、自分で東京おとな日和特設サイトを作って、すごいと思った!
自分の名前で仕事をしている人は、「ITが苦手」とかいってちゃダメだと思う。
苦手なら勉強して、どんどん活用しないともったいない。

そうそう、毎日Facebookやブログにアップしている
ご主人のお料理、特におすすめのレシピも載ってるよ(・∀・)。

わたしもこんな大人になりたい! もうとっくに大人だけどw

何をするにも年齢は関係ないし、遅いということはない。
と思わせてもらえる、勇気の出るエッセイです。

働き女子にオススメです♪

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