佐々木俊尚さんのツイートを見てくださった皆さまへ

2011年8月8日

八ヶ岳で1日限りの夏休みを満喫していた本日朝。
デッキで寝っ転がりながらツイッターを見ていたら、
iPhoneのフォロワープッシュ通知が鳴りやまず。
「い、一体何が起きたんだ…!」と思ったら、
ITジャーナリストの佐々木俊尚氏が、
先日のトークライブの記事を、
Twitterの朝のキュレーションで紹介してくださっていたのでした。
(ありがとうございます!m(_ _)m)
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いっさい営業活動せずにSNS経由で
仕事を受注するフリーランスの女性たち。
いや本当にいい時代になったと思う。
/トークライブ『SNSを使った自分PR術』に出演しました
|うめブロ http://j.mp/pNMYt6
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(佐々木俊尚氏のツイートより)
今朝からずっと、フォロワー数がすごい勢いで激増中。
勘違いしてほしくないのですが、
ツイッターやフェイスブックがあれば、
何でも仕事につながる訳ではないということ。
私は2005年に独立し、今年で6年目。
当時はツイッターなんてなかったので、
地道に目の前の仕事に取り組むのみでした。
「〆切を守り、まじめにがんばっていれば、きっと何とかなるはず」
としか思っていませんでした。
ライターの私が、いっさい営業しない理由。
それはひとえに、「しても無駄だから」。
いえ、独立直後はしたこともありました。
でも、編集部に売り込みの電話をしたところで、
「ライターは間に合ってます」
と言われることがほとんど。
会ってくれることのほうが珍しい。
私にも、社員編集者時代があったので、
編集者がいかに忙しいかはよく知っています。
幸運にも会ってくれたとしても、
「こいつはうちの雑誌が好きで売り込みに来たんだから、
どんな仕事でも請けてくれるはず」
と思われるのが関の山。
その結果、
●ひどいスケジュールの仕事が来る
●ひどいギャランティの仕事が来る
という展開になることが多い訳です。
まったくの新人ライターは別として、
ある程度のキャリアがあるならば、
上記のような仕事を請けたとしても、自分の首を絞めるだけです。
このような仕事でも、
取材・執筆にかかる時間は変わらないため、
「いつも忙しいのに、なぜか収入は厳しい」
という状況に陥ります。
つまり、自分で自分の価値を下げてしまうのです。
ということに気づいてから、
営業することは一切やめました。
以前にも書きましたが、編集者は
「売り込みに来たライターは使わない」
という人のほうが多いです。
専門誌や、一部の雑誌は除いて。
Twitterで私が目指しているのは、
日常や仕事のこと、気になるニュースをつぶやくことで、
「自分に興味を持ってくれる人を増やす」ということ。
その結果初めて、「この人何者なんだろう?」
と思ってくれた編集者の方から
「一度お会いできませんか?」
と言われたり、
「何か企画はありませんか?」
と言われるのだと思います。
佐々木俊尚さんも
「本当にいい時代になったと思う」
とおっしゃっていましたが、
本当に、つくづくそう思います。
自分で何も発信していないフリーランスは、
誰にも気づいてもらえません。
今、この一瞬はいいかもしれないけれど、
長いスパンで考えなくては。
と、常々思っています。
トークライブでメインを務めた安藤美冬さんのこの記事も、
あわせてお読みいただけると、より理解が深まると思います。
ぜひ、読んでみてくださいね。

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