「Soup Stock Tokyo」のリーフレットで取材を受けました
2018年2月9日
昔から大好きな、スープ専門店「Soup Stock Tokyo」。
店頭で毎月配布しているリーフレットの2月号「だしを味方にする」特集に登場しています。
初めてお店に行ったのは、忘れもしない1999年、ライター目指して札幌から上京した年のこと。
同年、東京で初めて出来た友達と一緒にお台場のヴィーナスフォートに買い物に行き、施設内にあった店舗を1号店とも知らず、「東京にはこんなおしゃれなスープ専門店があるのかあ」と、「東京ボルシチ」を食べたことを、昨日のことのように思い出す。
現在、お台場店はなくなってしまったけれど、都内のあちこちに店舗が増えて、しょっちゅう愛用している。早朝ロケの朝ごはんとして、スープやお粥で温まったり、時間がないときのランチにスープ2つのセットをごはん抜きで頼んだり、しっかり食べたいときはカレーを注文したり。
贈り物に、冷凍スープをプレゼントしたこともある。お店と同じ味が、おうちでも簡単に楽しめるのだ。
こんな具合に、普段からヘビーユースしていた同店だが、2012年に出たこの本を読んで、ますます大好きになった。
『Soup Stock Tokyo のスープの作り方』(文藝春秋)
代表メニューの「オマール海老のビスク」や「東京ボルシチ」など、惜しげもなくレシピを公開。「え、お店の味の作り方を教えちゃうの?」と最初は驚いたけれど、読んで納得。あまりにも手が込んでいて、とても再現しようと思えないのだ笑。
「こんなに手間をかけて作っているからこその、あの深みのある味だったのか」
「こんな大変なスープを家で作るなんて無理だから、お店に食べに行こ行こ」
と、さらに足を運ぶように笑。
どこまでもまっすぐ、まじめにおいしいスープを作っている「Soup Stock Tokyo」。
余計なものを一切入れず、体によくて心も体も温まり、口にした瞬間にホッとする。
このお店で大好きなスープを食べ続けるうちに、拙著『終電ごはん』で「スープさえあれば」という章を思いついたのだ。
夜遅くに帰ってきても、スープさえあればなんとかなる。
スープさえあれば、疲れた心もホッとする。
そんな思いで、「キャベツとソーセージのみそバタースープ」や「じゃがいもとミックス豆のカレースープ」など、10品のスープを紹介。「まとめて多めに作って2、3日楽しもう」「春雨やショートパスタを追加すると満足度もアップ」という提案をした。
あれから6年。まさか同店のリーフレットで取材される日が来るなんて……。
あまりにも感慨深すぎる…。
ライター目指して上京し、19年。
無事ライターになり、『だし生活、はじめました。』『もっとおいしい、だし生活。』などの本を出し、「Soup Stock Tokyo」リーフレットのだし特集に登場。
19年がんばってよかった(泣)。
「Soup Stock Tokyo」の店頭で、ぜひ入手してね♪
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