春先からコツコツ書いていた新刊『ミセス・シンデレラ　夢を叶える発信力の磨き方』（幻冬舎）、いよいよ本日発売です！

『ミセス・シンデレラ　夢を叶える発信力の磨き方』（幻冬舎）
http://www.gentosha.co.jp/book/b8071.html

この本を書こうと思った理由は以下です。
いま、ブログやSNSでの発信をきっかけに、“やりたいことや得意なことで世に出る”人たちが急増しています。“好き”を仕事にしたり、人生が変わる人も大勢います。多くのジャンルで、プロとアマの境目がなくなりつつあります。“好きを仕事に”、“SNSの効果的な使い方”という本はたくさん出ていますが、『ミセス・シンデレラ　夢を叶える発信力の磨き方』がこれまでの本と違う点は、「メディア側からの視点」を詳しく書いているという点です。

わたしの職業はライター・編集者ですが、仕事として雑誌やwebでコンテンツ作りをしながら、いち個人としてもブログやSNSで楽しみながら発信をしています。まず、仕事としてのコンテンツ作りでは、いま、編集者やテレビなどのメディアの人間は、SNSなどネットで話題になっている人やコンテンツを常に探しています。昔は「情報は足で稼げ」などといわれたものですが、「足で稼ぐ＋ネットで原石をみつける」ということは、もはや当たり前のことになっており、ネット発のコンテンツは、到底無視できる存在ではなくなってきました。

ふたつめに、いち個人としてブログやSNSでも日々積極的に発信をしていますが、これらでの発信を機に誕生したのが『終電ごはん』（幻冬舎）です。ツイッターで発信していたわが家の「終電ごはん」が、まったく面識のなかった幻冬舎の編集者の目に留まり、まさかの書籍化となりました。これには自分が一番びっくりでした。
今年の甲子園期間中に朝日新聞とともに開催したツイート中継『ブラバン de 甲子園』も、昨年趣味でつぶやいていたわたしの甲子園ブラバン応援解説ツイートを見てくれた、やはり面識のなかった朝日新聞の方からオファーがあり、実現したという経緯があります。

わたしがライターだからこのようなことが実現出来た訳ではなく、今は誰にでもチャンスがある時代なのです。実際、雑誌や書籍の世界では、SNSやブログで目立つ（バズる）人やコンテンツには、すぐに書籍化や取材のオファーが来ます。同時に何社からも来ることもザラで、争奪戦といってもいいほどです。ふつうの人がエッセイや写真集を出したり、雑誌で人気者になったりというケースが後を絶たないどころか、ますます増えています。そして、今後もっと増えることは間違いありません。

書店に行けば一目瞭然ですが、いま、レシピ本は料理ブロガーの本ばかりです。ほんの数年前までは、レシピ本はプロの料理研究家しか出すことが出来ませんでしたが、今は普通の主婦が出版する時代で、大ヒット作も多数あります。整理収納やインテリアなどのジャンルも、ブロガーの本ばかりが売れています。女性誌は、常にネット発のNEXTスターを探しています。わたしも雑誌の特集を担当する時は、よくネットで探します。昔は書店に行って著書を出している人の中から監修者などを探したものですが、今は関係ありません。ネットで「自分だけのオリジナリティのある発信」をしている人には、誰にでもチャンスがあります。

ネットで発信しているうちに、コラムの連載オファーや、情報番組からコメンテーターの依頼が来る人もたくさんいます。日頃から情報番組を見ていると、いつの間にかネット発の人やコンテンツばかりが目立つようになりました。

子育てなどでやりたいことをあきらめた主婦の方もたくさんいると思います。でも、わたしの周りには自己発信で夢を叶える主婦がたくさんいますし、どんどん増えています。わたしは彼女たちのことを「ミセス・シンデレラ」と名付けました。“シンデレラガール”の主婦版です。

といった内容のセミナーを、これまでに何度か開催してきました。フェリシモ「これからの発信の仕方」「SNSで世に出るゼミナール」、PR向けクローズドセミナー、フリーランス向けセミナーetc……。それらを1冊にまとめたのが、『ミセス・シンデレラ　夢を叶える発信力の磨き方』です。

＜目次＞
第1章
こんなにある！　ネット発のメジャーデビュー例

case1 世界中で大人気のポメラニアン　俊介
case2 専業主婦から人気料理家に　井上かなえ（てんきち母ちゃん）さん
case3 初の片付け本が10万部突破　本多さおりさん
case4 毎日の朝ごはんが写真集『TODAY’S　BREAKFAST』に　山崎佳さん
case5 ラテアートで世界進出　じょーじさん
etc……

第2章
発信力の磨き方　ブログ篇

・ブロガーが重宝される理由
・ステマはすぐに見抜かれる
・ブログからメディアデビューする方法
・“好き”を極めて専門家になる
・読まれるタイトルを意識する
・プロフィールに居住地を明記する
・スマホを意識して書く
・正確な表記にこだわる
etc……

第3章
発信力の磨き方　SNS篇

・ソーシャルメディア発のネタが“バズる”しくみ
・どのソーシャルメディアを使うべきか
・ツイッターは「キャプション力」
・どのような人をフォローすれば拡散されるのか
・炎上しない6つの心得
・アウトプットするから、インプット力が高まる
etc……

第4章
ビジュアルは一番大事！　伝わる写真の撮り方

・自然光で撮る
・背景の余計なものを排除する
・スタイリストのテクニックを取り入れる
・最大サイズで撮っておく
・写真の位置情報に注意
etc……

第5章
オファーが来たら気を付けたいこと

・メールには即レスが鉄則
・打ち合わせの場所は自分で指定する
・オファーの詳細を確認する
・自費出版とは
・家族の理解を得る
・繰り返しオファーが来る人の特徴
etc……

自分の実体験やノウハウに加え、たくさんの方に発信のコツを取材して書き上げた1冊です。誰ひとりとして同じ例はありません。住んでいる場所や年齢、職業もまったく関係ありません。やりたいことや好きなこと、得意なことが明確な人にとっては、きっとヒントになることがあるのではないかと思います。

本日より、全国の書店に並んでいます（※一部28日の書店もあります）。ぜひお手に取ってご覧くださいませ♪

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