人生初の入院生活
2017年2月26日
5日前から入院している。
手術は終わり、明日退院。あっという間だった。
いやー、人生初の入院・手術なもので、どんなもんだかと思っていたけれど、看護師さんはやさしいし親切だし、ほっといても3食出てくるし、お掃除はしてくれるしタオルもパジャマも替えてくれるし、なんと快適なことか。
一番大変だったのは、入院6日間のスケジュールを確保すること。
急を要する手術ではなかったので(ゆえに、いたって元気)、もっと先にしてもよかったんだけど、この後センバツも控えているし、「ブラバン!甲子園ライブ」もあるしということで、比較的時間が取れるこの時期に「やっちまえー!」と、予定を入れたのだ。
この間(かん)、原稿は病院でも書けるからいいものの、講演会やラジオ出演のスケジュールを延期してもらったりして、なんとか調整。丸2日くらいなら割と空けられるけど、フリーランスが6日空けるって、なかなか大変なんだなぁ…と、つくづく実感した。
入院道具は最小限。
外には一切出られないので、中で化粧をすることもないだろーと、メイク道具も最小限。
シャワーには入れるので、洗顔フォームとシャンプー&リンスのみ。体も洗顔フォームで洗う。
スキンケアは化粧水とオイルのみ。ボディケアも顔もオイルでまかなう。
化粧水は「Coyori」、スキンケアオイルはPLAZAの「PSコレクション」フルーツチャージオイル。どちらもパッケージがコンパクトだったので連れてきた。パウチのサンプルだと朝晩6日分用意するのは大変。かといって、家で使ってる化粧水だとボトルが大きすぎる。というわけで、今回は「持ち運びしやすい現品サイズ」を優先し、この2つに決定。お手入れもシンプルで、とろみのある化粧水はしっかり潤い、オイルはサラッとしっとり。いい感じです。
そして、たぶん超絶ヒマであろうということで、本だけはいっぱい持って行く。丈夫な「青空エール」トートに入れて。
「ブラバン!甲子園ライブ」に出てもらう日大三高のお勉強と、ベッドでゴロゴロしながらでも読みやすい文庫と新書が中心。ぜんぶで10冊。足りなきゃ書店で買えばいい。院内には、小さいながらも書店とカフェが入っているのが素晴らしい。
腹腔鏡手術をしたのだけれど、術後2日目から動けるようになり、3日目にはこうしてカフェでブログを書いている。開腹だとこうはいかないのだろうなぁ…。医学の進歩ってすごいのね。
困ることは、咳やくしゃみをするとお腹が痛いくらい。今、仕事でやり取りしている新聞記者さんから電話が来ると、病室から小走り(できるんかい)でロビーに移動してお話しする。
ということができるくらいには体力も回復。
ごはんも、術後の重湯から始まり、全粥を経て、今日から普通の炊き加減のごはんに成長。
人間の回復力ってすごいのね。
そうそう、わたしより一足先に入院していた漫画家の友人が、「病室の人のイビキがうるさくて大変!」と言っていたのを聞き、「そりゃ考えてもいなかった!」と対策を講じてきた。
自分で自分のイビキを聞いたことがないので(あたりまえ)、どんだけ人様に迷惑をかけるかわからないのだけれど、エチケットとして持参。しかし「イビキスト」というどストレートなネーミングに、このかわいい北欧風のパッケージというアンバランスさよ。
病室のベッドの上で、タオルケットに並べて一生懸命ブツ撮りしたよ!(元気なので)
イビキストは、寝る前に喉元めがけてシュシュっと4プッシュ程度。スースーする。念のため鼻に貼る「ブリーズライト」も買ったけど、今のところ使ってない。
耳栓は、イビキがうるさい人がいた場合のための対策。
初日、向かいのベッドのおばさんが、イビキとまではいかないけれど、寝息の音量がけっこう気になったので耳栓をして寝た。
科学の耳栓「サイレンシア」
http://silencia.jp/index.html
初めて使ったけど、最近の耳栓ってすごいのね!
こんなに音をシャットダウンしてくれるとは、想像以上だった。無音の世界。
パッケージにも、「イビキのうるさい人との同室でも大丈夫」って書いてある。イビキ対策、そんなに需要のあるアイテムだったとは。
看護師さんのお仕事や病院食など、じっと観察し続け(ヒマだけに)、さまざまな気づきのあった入院生活もあと1日。
と思ったら、今看護師さんが来て、
「明朝の尿検査の結果次第で、明日退院出来ない可能性も出てきました。たぶん大丈夫だとは思うんですけど…」
とのこと。
こんなに普通なのにー!!!
まぁ、文句を言っても仕方ない。
流れにまかせるのみ。
入院生活、なかなか快適です。
でもさっさと家に帰りたい。
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